溶接テーマパークの人のブログ

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「マイクロモノづくりはじめよう」は読んではいけない!

      2014/05/01


この記事の所要時間: 435

継続王に、おれはなる!0230

書店で何気なく本棚を見ていると、今までになく僕にフィットしそうな本を見つけました。
その本を読んでいく内、寝ることも忘れ、買ったその日に読み終えてしまったのです。
僕は今、他に5冊ほど併読していまして「そろそろその未読の本たちを読了させていかないといけないな」と思っていたのですが、そんなことも忘れてこちらを優先してしまいました。

それくらい今までになくアツくなった本なのですが、皆様ぜひ「読まないで」おきましょう。
特にものづくり関係者様におかれましては。
その理由を書きたいと思います。

 

価格が高い

税抜きで2000円です。(6/19現在)

通常このような内容のビジネス本の相場を考えると、1200円~1500円というところでしょう。
2000円を超える本といいますと、編集するのに膨大な時間と手間を要する専門書や、通常よりも字が小さく、それなりの厚みのあるものになってくるはずです。

しかしこの本の内容は、「マイクロモノづくりに特化したコンサルタントの歩み」の側面が強いです。
これだけでは、本を作る時間と手間だけにフォーカスすると2000円は割高に感じます。
「これは買ってはいけない!」

 

なぜ通常よりも価格が500円高いのか?

僕が推測するに、その高い理由はカバーにあると思います。

20130619-093647.jpg

写真を見てわかりますでしょうか。
カバーの中は通常モノクロが多いと思いますが、カラー刷りにしてあり、そのカラー刷りを見せるためにカバーにわざわざ穴を開けてチラ見せしております。
これは確実に手間がかかるでしょう。この部分が高い理由とみて間違いありません。

20130619-093656.jpg
表紙も裏表紙も背表紙にも!!

加えて帯の幅が通常よりも細くなっています。
これも特別注文になっていると予想します。

こんな「ものづくりに遊び心を注入するため」だけに、あえて500円高い値段設定をつけているんですよ!
「これは買ってはいけない!」

 

とにかく買ってはいけない!

すいません。正直に言います。今回の記事は完全に「お気に入り隠し」です。
あれといっしょです。
好きな女の子の魅力をみんなに知られると競争率が上がるので、あえて文句をつけるような度量の狭い記事となってしまいました。

この本にはまさにものづくりに携わる二代目経営者に向けたメッセージが込められており、今まで読んだどの本よりも身近に感じました。
読み進めるに連れワクワクドキドキ。今すぐ行動したい!そんなスイッチを押してくれる本でした。
今回に関しては詳しい内容は伏せさせて頂きます。
すいません。「お気に入り隠し」なもんで。

通常よりも価格を500円高くしても、ここにこだわりたかった!といったことは悪く言うと自己満足です。
しかし良く言うと「これを作りたいんだ!といった遊び心などの思いのこもったモノづくり魂」をそこに感じます。

「わかる人に読んでほしい。」
その魂に共感できるかどうかということをこの価格でもって読者を選別しているのでしょう。

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【追記】
こちらの、今までに最も読まれた人気レビュー記事もどうぞ!
名づけて「読んではいけない」シリーズwww
ご注意を!「武器としての書く技術」を読むと炎上しますよ!|鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ

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一応Amazonの内容紹介だけ転写しときますけどね・・・

★サラリーマンも上司の下請け。脱・下請けするなら、今でしょ!

「マイクロモノづくり」は「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく、今まさに迎える時代の産業革命論だ。
クライアントに逆らえない中小企業やフリーランス、そして上司に逆らえない会社員――。大量生産・大量消費の資本主義では「自分が本当にやりたいコト」のために、時間やコストを犠牲にすることは「罪」だった。
だが、時代は変わった。

★メイド・イン・ジャパニーズ・ドリーム――ワクワクモノづくりで世界を元気にする!

インターネットの普及、デジタルツールの進化でインフラは低コスト化した。
人々の心にも変化が起きている。
多くの人たちが、大量生産品では満足できずに、他の人とはちょっと違う何かを求めはじめている今、マイクロな市場に向けてのモノづくりが価値を生み出すようになった。
「自分が本当にやりたいコト」をして、幸せに生きていける時代がやって来たのである。
本当に必要なモノを、本当に必要なだけ数だけ生産し、本当に必要な数だけ消費する。
地球と共生し、人間の幸福を取り戻すための産業論を最前線の事例とともに紹介する。


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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