溶接指導のための自社マニュアル、これからは動画を使わないと!
継続王に、おれはなる!0572
建設業界や飲食業界に、とうとう人手不足で事業に影響が出る時代になりましたね。
資材高騰・人手不足…神戸イオンモール開業延期 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
人手不足、企業が悲鳴 営業短縮や店舗の閉鎖:朝日新聞デジタル
理由としては、給与が割に合わないことが大きいのかもしれませんが、職場に魅力がないこともあるのでしょう。
溶接業界でも。
弊社としても、もっと溶接のできる人材が多くいれば、お断りする仕事も減るのになあと思う時があります。
これから5年後、10年後、弊社においても深刻な人材不足に陥らないとは限りません。
若い人材の定着が必要です。
これからの指導法とは?
より若い人が「溶接を生業(なりわい)としたい!」と思ってもらうためには、従来のような「俺の仕事を見て盗め!」といった指導法は残念ながらもう時代に合っていないのでしょう。
全てを否定するわけではありませんが、そんなわかりにくい指導法一辺倒ではなく、このような動画も取り入れていくと良さそうです。
【半自動 CO2溶接】溶接の姿勢さえできちゃえば簡単だと思って欲しい
基本その① 脇をしめる
基本その② 体の一部を作業台に当てて固定する
基本その③ トーチのコードは押さえつければぶらぶらするのを防げる
基本その④ 離れた場所のフリーハンド溶接は練習あるのみ。慣れるしかない。
このように「今までだったら自分で経験して気づくポイント」が最初から押さえられていて親切です。
こういった基本的な部分は動画にして見せることで無駄な時間をかけなくてすむ部分もあります。何回もおんなじこと言わすな!といった精神的な苦痛もなくなります。
また、何人かの先輩職人さんによって経験上違う意見があることによる基本のブレも回避できます。(人によって言うことが違う!ってことがなくなる)
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良い職人さんが必ずしも良い指導者とは限りません。
これまで技術的に十分勉強してきた職人さんがこれからやることは、「教え方」の勉強です!
自社でこういった動画を作ってマニュアルを作ることが、自分の新人への指導の勉強にもなりますね。
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なにか一冊、自社の教科書を決めるといい!
Teruyuki Kobayashi
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