メディアに刺さる!記事掲載から逆算したプレスリリースのポイントメモ
2016年秋に福井県坂井市で行われることが決定した「2016東海・北陸B-1グランプリ」の記者発表の内容が、12/25のローカル紙2紙に掲載されました。
わたしも隊員として、ちょこっと左端に載せていただきました。
坂井で「東海・北陸B-1」 県内初、来秋の開催決まる:福井:中日新聞(CHUNICHI Web)
こういった記事にしてもらうために、取材をしていただくキッカケとなる大事なお手紙「プレスリリース」
これは記者の方にどれだけ記事を書きやすくしてもらうか、ひと目で新聞の最終原稿のイメージをある程度掴んでもらえるかが肝心です。
というわけで、こちらの福井新聞さんの記事を参考にプレスリリースのポイントを書き出してみます。
一番重要なタイトルの5つのポイント
この事業を記事にするためにわざわざ足を運びたい!と思ってもらえるか、スルーされるかは、タイトルで8割決まってしまいます。
さて、今回の福井新聞さんに取り上げていただいた「主見出し+袖見出し」は
「坂井でB-1 来秋支部大会 北陸初 来場10万人超」
です。
この見出しのポイントはこちらの5点です。
①少ない文字数で
②場所
③内容
④○○初
⑤数字を入れる
一般的に言われる文字数は30文字程度だと言われています。
上記の文字数は、ある程度認知されているフレーズで構成されているので、より少なめにできていると考えられます。
プレスリリースの本文は、新聞記事の前文(リード)
タイトルで8割くらいの時間をさいたあと、プレスリリースの本文にとりかかります。
本文は簡単に言うと新聞記事の前文(リード)部分を書いてあげる感覚になります。
前文(リード)とは、そのあとの長い本文のポイントを短くまとめた、まさに前文です。
福井新聞の上記の前文を参考にさせていただきますと、
①だれが(どの団体が、どこの会社が)
②なにを
③いつ
④どこで
⑤どんなニュース性があるのか
と分解できます。
①は、「坂井市のまちおこし団体『越前坂井辛み蕎麦であなたの蕎麦で辛み隊』は」
②は、「ご当地グルメによるまちおこしの祭典『B-1グランプリ』の東海・北陸支部大会を」
③は、「来秋」
④は、「同市三国町で開催する」
⑤は、「支部大会は北陸で初めて、全国でも2014年3月以来の開催」
と当てはまります。
記者さん達がこれだけの情報を、前もってプレスリリース時点でわかっていれば、記者発表時にどんなことを質問しようか下準備ができます。
まとめ
・タイトルで8割決まる。そのまま記事の見出しになるようなもの
・プレスリリースの本文は、新聞記事の前文(リード)を意識する
記者さんへのお手紙である「プレスリリース」は、メディアの記者さん達にどれだけ刺さって、かつ原稿作成に貢献できるか。
相手を思いやる姿勢をこめることが大事なのでしょう。
Teruyuki Kobayashi
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