溶接テーマパークの人のブログ

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なんのために働いているのか「3人のレンガ職人の話」

   


この記事の所要時間: 314

様々な勉強会がある中で、わたしが去年から参加しているのが、スーパーブレイントレーニング(SBT)という脳科学に基づく能力開発です。

SBTについてお知りになりたい方は、このような記事があったので下記のリンク先をどうぞ。

潜在意識を変え、眠れる能力を起こすための「スーパーブレイントレーニング」 | ライフハッカー[日本版]

 

 

その、月に1回の講座の中で出てきた話で、今の長田(おさだ)工業所に足りないものを感じました。

 

3人のレンガ職人の話

昔、ヨーロッパで、ある旅人が3人のレンガ職人の横を通りました。

旅人は、A、B、Cそれぞれのレンガ職人に声をかけてみました。

旅人「なにをしているんですか?」

レンガ職人A「見ればわかるだろう。親方にここにレンガを積めと言われて積んでいるんだ。」

旅人は次の職人に声をかけました。

旅人「なにをしているんですか?」

レンガ職人B「レンガを積む仕事をして、飯を食うための給料をもらうんだ。生活のためにな。」

旅人は次の職人に声をかけました。

旅人「なにをしているんですか?」

レンガ職人C「レンガを積んで、その先にはここに大聖堂ができるそうだ。この大聖堂には多くの人が集まり、この街が活性化するんだ。」

By: yoppy

 

働く目的が違う

3人のレンガ職人はそれぞれ同じ環境、賃金で、見た目上、同じ作業をしているだけです。

しかし、レンガ職人Aは「言われたことをやっている」

レンガ職人Bは「生活のためにやっている」

レンガ職人Cは「街の活性化につながることをしている」

このように、「なんのために働いているのか」という目的や理念が違います。

 

どのレンガ職人を選びますか?

もちろん3人とも尊い労働をしていることに変わりはないです。

しかし目線を変えて、こんな質問をあなたにします。

「あなたはどのレンガ職人に仕事を頼みたいですか?」

わたしならレンガ職人Cに頼みます。

もう一つ質問があります。

「あなたはどのレンガ職人と一緒に仕事をしたいですか?」

わたしならレンガ職人Cに声をかけます。

 

長田工業所の社員は

翻って現在の長田工業所は、真面目に仕事をしていただける職人さん、社員さんばかりです。

一見、順調な組織です。

しかし、レンガ職人Cのような、例えば「街の活性化につながることをしている」と意識して働いている社員さんが全員ではありません。

その原因は代表のわたしの理念が浸透できていないこと、ビジョンを見せてあげられていないことが原因でしょう。

ちなみにもうひとつ、現代においては上記の3人の考え方は、年代の違いとも取れます。

職人Aは、20代の仕事の取り組み方です。

職人Bは、30代の仕事の取り組み方です。

職人Cは、40代以降の取り組み方です。

今年はとくに40代以降なのに、レンガ職人Bや、もしかしたらAの働き方じゃない?というシーンに出くわしたときに、とくに力を入れていかなければ!と感じています。

 

 

 

 


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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