「断る力」がない人たちは自己主張ができない人たち
継続王に、おれはなる!0223
私たちは現在様々な多くのコミュニティを掛け持ちして生きております。
身近な所では会社、会社の中でも部署、家に帰れば家庭、地域の班など。
大人で仕事をしていたら誰しもこのような何らかのコミュニティに多かれ少なかれ所属していますよね。
僕は多くの団体に誘われては引き受け、こっちの会の話があれば入会して、時には仕事を犠牲にし、時には家庭の優先順位を下げてきました。
僕のような経営者やこれからの世の中のリーダーになる方、または実際なられている方にとっては当たり前のことでしょうし、その状況を乗り越えてきたからこそ多くの知識見識が増し、交友関係が広がったことは間違いありません。
まわりの人のためにも八方美人はやめよう
しかし40代が近づいてきた僕の38歳という微妙なお年ごろともなると、仕事の責任も増し、家庭の事情も複雑になり、なにより所属しているコミュニティの数がお腹いっぱいです。
パズドラでわかりやすく言うと、もうモンスターBOXが一杯で、ナカマを増やすスペースがなく、もう売却していくしかありません。だれか魔法石ください。
いよいよ今までのように何でも気軽に引き受けたり所属したりできなくなってきました。
こちらの活動を増やすとこちらの団体に迷惑がかかるということが往々にして発生してきます。
器用に多くのコミュニティとお付き合いできればいいのですが、やはりこれからは恐れ多くも選んでいかなければならないという苦渋の決断にいたることが多くなってきました。
でもここで一番のネックがあります。僕は「断ること」が苦手だということです。
何かを頼まれたらNOと言えないです。
今までこの性格を「人付き合いが良い」と解釈していましたが、裏を返せば「人に嫌われたくない」という自己保身でしかありませんでした。
そもそも何をしたいのかを決められない人の思考
自分のやりたいこと、やらなければいけないことを見つける為に多くのコミュニティに所属して食わず嫌いの勉強をしてきました。
でもその「自分のやらなければいけないこと」がまだぼやけています。
こんなに勉強してなぜ自分の人生目標が見えないのか。
まだ勉強が足りないのじゃないか。
いいえ違います。
それは「自分の軸」を他人に設定してもらおうと思っていたからです。
自分の揺ぎない軸を作るのは最終的には他の誰でもない自分が決めることだと最近知りました。
自分に対して責任をすべて持てるのは、自分だけだということを、この本を読んでおぼろげな感覚がはっきりしてきたように思います。
つめたい言い方かもしれませんが、30代や40代にもなって、自分評価や「自分探し」をするのは正直、結構きついものがあります。
本の中のこのフレーズで目が覚めたような気がします。
素材はそろえるだけそろえました。あとはどんなメニューを作るかを自分で決める段階なのでしょう。
Teruyuki Kobayashi
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