工場作業の安全性を高める根本の「人間関係」を改善するためのたったひとつのヒント
2016/11/16
福井県で作業員5~50名規模の製造工場リフォーム(改修改装)専門工事をしています、株式会社長田(おさだ)工業所の小林です。
今回は、製造工場や貯蔵設備、産廃処理施設など、小規模の工場を運営されている経営者さま、工場長さまにお伝えしたいことがあります。
世間の経営者さまにとって作業員の安全を第一に考え、整備したり仕組みを整えることは大事なことです。
しかし、根本に経営者と作業員、もしくは従業員同士の「人間関係」がよくなければ何をしても効果は薄くなります。
お互いの命を守るためのシミュレーションであるKY(危険予測)ミーテングをしても適当になり、実際の作業でも助け合い、気の遣いあいがなくなることで、危険度は大きく高まるからです。
まずは人間関係のカイゼンをしていくだけで状況はガラッと変わるはずです。
その人間関係を改善するための取っ掛かりのヒントとして大事な考え方は「他人は自分のうつし鏡」である、ということを上げたいと思います。
「他人は自分のうつし鏡」
「あの人は自分のことを嫌いだと思っている」
「あの人は自分とだけバリアを張っている」
「あの人は話しかけづらい」
そんな雰囲気を感じてなんだか距離ができてしまう原因は、ほとんどが自分がそういうオーラを出しているからです。
「自分はあの人を嫌いだと思っているから」
「自分はあの人にバリアを張っているから」
「自分は話しかけづらい雰囲気を作っているから」
このように、他人に対して思っていた感情は、実は自分の無意識に起因していることがほとんどです。
まるで鏡で自分を見ているかのようです。
相手が自分のことをどう思っているか、の前に、自分は相手のことをどう思っているかを確認してみましょう。
良好な人間関係が、本当のカイゼンの始まりです。

By: temaki
Teruyuki Kobayashi
最新記事 by Teruyuki Kobayashi (全て見る)
- 長田(おさだ)工業所 2018年のメディア出演・掲載・講演等メモ - 2018年12月18日
- 2017年のメディア出演・掲載・講演メモ - 2017年12月21日
- 2017年5月・6月・7月のメディア出演・掲載メモ - 2017年7月15日