「自分でやったほうが早い」で会社は滅ぶ
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「脱社畜ブログ」を書かれている方が書いたコラムで、ああそうだなあと思うところがありました。
>長期的な目線にたって考えると、「自分だけでなんでもやってしまう」のは必ずしも「早い」とは言えなくなります。それどころか、チームを破滅に導く大きな原因にもなりかねません。
「自分でやったほうが早い」でチームは滅ぶ | サイボウズ式
有能な作業員さんが陥りがちな「自分でやったほうが早い病」。
ぼくも若い時は「自分でやったほうが早い!」と部下の前でパパっと慣れた作業を終わらせ、一瞬の優越感を味わうこともありました。
もちろんそこに残ったのは、ぼくの優越感と部下の劣等感だけ・・・
このコラムでは、こんなデメリットを示されています。
・「この仕事はあの人にしかできない」が増えていく
・人に仕事を任せる過程で、学べることは多々あるのに、その機会がなくなる
しかし、じゃあ「自分は全くノータッチね!あとおねがい!」といった丸投げも逆に非効率になるということ。
「とりあえず任せればいい」という仕事の任せ方には賛成できません。雑で無責任な「丸投げ」をするぐらいだったら、まだ任せずに自分でやったほうがよいと僕は思います。
そうではなく、上手な仕事の任せ方のとして、
・任せる相手をよく選ぶこと
・「先人の知恵」をしっかりと伝達すること
・少なくとも相手が一回目の仕事を終えるまでは、手厚くサポートすること
という留意点に気をつけましょう、ということ。
残念なのは、リーダーがイチチームレベルの同じ土俵で同じような発想で仕事をしている場合。これは不幸です。
その中での単純な移譲は、単純にリーダーひとりだけラクをしている裸の王様だと思われるだけになるでしょう。
リーダーはもうひとつふたつ広い視野で一番責任を負ってビジネスに邁進していないと。
上手な仕事の振り方、頼み方のできるリーダーがいる会社。
そんな会社が、そこに関わる全ての人々を幸せにするように思います。
各担当のリーダーだけでなく、代表であるこの自分が、一番精進しないといけないポイントです。
※関連本です。
Teruyuki Kobayashi
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