保田歩「文系の僕はテレビ視聴の革命めざし家電メーカーを起業した」読書メモ
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「会社をやめて自分のやりたい仕事で起業したい!」とフツフツ考えているサラリーマンの方がこの本を読むとヤバイですよ。
今すぐ辞表を提出して自分の夢を叶えたい!と思ってしまうはず・・・じっくり考えて決断しましょう(笑)
著者は、テレビ番組を全録画していて、いつでもスマホなどで見たい番組を観れるという画期的な録画機「ガラポンTV」を開発、販売されているベンチャー企業の保田(やすだ)歩社長です。
全録画ができるHDDは色んな大手メーカーが出していますが、このガラポンTVはワンセグデータで全て録画してあり、3G回線やスマホやタブレットに保存しやすかったりと、とにかく気軽にどこででもいつの放送でも見返すことができることに特化した製品です。
わたしは創業者ではないのですが「自分」がワクワクして欲しいと思った構想を、形にして世に送り出すまでが書かれたこの本には、勇気づけられました。
自分が絶対世の中に必要だと信じるサービスをどう周りの人に、世の中に認めてもらうか。そういった視点ではわたしの今やっている事業と重なる部分があるからです。
自分自身から沸き起こる「ワクワク」がベース
・「やりたいことが見つからない」人はとりあえずネットをやろう
・人から選ばれる人間になろうとやみくもに資格の勉強をするよりも、自分の好きなもの、やりたいことを見つけて、まず自分で作ってみる。
・「大企業が参入してきたら負けちゃうよ」(中略)「いやいや、(中略)毎日使うサービスの場合、ビジネスを始める時期が早かった企業のサービスがデファクトスタンダード(事実上の標準)になる」
・会う人会う人から厳しいことを言われて、ボロボロになったとき、「世界を変えるぞ!」そうワクワクしながら作ったシナリオをもう一度見直します。
・僕は常にありのままの自分をさらけ出すように心がけていました。(中略)いつか僕を信頼してくれて、応援してくれる人が必ず現れるはずだ・・・そう思っていました。
・僕は当時、失敗したら「再就職を考えればいいや」と考えていました。起業の経験は、たとえそれが失敗に終わっても、採用のときに大きな強みになるはずだからと。
・新しいこと、難しいことに果敢に挑戦した経験は、その後の人生で必ず生きてくるはずです。
・ないない尽くしのベンチャー企業が、どうやって新たに開発した商品・サービスを消費者に知らせていくか。「評判になる」しかありません。
・僕らは製造業というよりサービス業をイメージしています。
・ビビる必要はないけれど謙虚さを忘れないでいよう
実はこの本を知る以前に、ガラポンTVに興味をもったことが先でした。
この製品は今のわたしの生活スタイルにマッチする!これほしい!と思って調べており、その調べているなかでこの本を手に取ることととなりました。
というわけで、実際にこのガラポンTVを注文したばかりです。
使い心地なども今後のブログで紹介していければいいなあと思っています。
Teruyuki Kobayashi
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