福井市周辺からのご依頼しか、点検架台(作業歩廊)の製作が難しい理由
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大きな工作機械を自社工場に設置する場合、その工作機械の周辺の設備はあまり考えられていない場合が多いです。
せっかく作業効率を上げるために最新機械を導入しても、作業員の方の導線がスムーズでなければ、その機械を100%使いこなすことは難しいでしょう。
今回は、設備会社さまからのご依頼で、大型工作機械の周辺の作業歩廊を製作しました。
設備会社さまが現地(県外)に設置した大型機械の図面をもとに、作業歩廊の図面を書いてもらい、自社ではその図面どおりにつくりました。
塗装をする前の、最終の組立試験中の写真です。(空いたスペースに車を停めさせていただいてます)
そして、バラしてから塗装して出荷します。
今回は設備会社さま(元請会社)が設置をしてくれますが、なるべくは
・自社で現地の寸法を測って
・自社で図面を書き
・自社で製作して
・自社で設置をする
そこまで自社でできた方が完璧なものができます。
なぜなら客先の大型機械が設置されている現地では、当初採寸した段階では無かった配管や機械が、設置する段階になっていきなり増えていることも少なくないからです。
また、最初に採寸する場合も経験のある方が時間をかけて採寸して、製作する人間にわかりやすい図面を書けないと、製作に時間がかかったり、間違ったものが出来上がってしまいます。
しかし、そのような事態を回避するために自社で採寸から携わりたいのですが、自社に近い地域でないと今のところお受けする体制が整っておりません。
というわけで、現在は福井市周辺のご依頼に対しては弊社おさだ工業所にて全てご対応できますが、県外からのご依頼については図面どおりに製作のみとさせていただいております。
Teruyuki Kobayashi
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