大量生産品の「ついたて」をお使いの方は要確認!その脚、すべて折れてませんか?
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福井県福井市で接骨院をされている中村さんから、院で使っている「ついたて」の脚が折れたので治せないか?とご相談がありました。
なかむら接骨院のブログより
当院はツイタテでベッドを仕切ってます。
ツイタテをイチイチ移動させなければいけない反面、片付ければ広いスペースを確保できる利点があります。
頻回の移動にてツイタテの足のネジが緩みます。
毎日、締め直してますが金属の限界を超えるとネジが根本から折れます…。
【必見‼︎】家庭用品も溶接のプロなら治る!|福井市乾徳なかむら接骨院(整骨院)のブログ
一部始終を上記のように中村院長が自身のブログに書いていただきました。
1年ほど前にも同じように折れた脚を溶接してくっつけさせて頂きましたが、今回は別の脚が折れたとのこと。
弊社まで持ち込んでいただき、お預かりしました。
全てにヒビが入っていた!
よく見てみると、溶接部分が折れているわけでなく、鉄のパイプ自体が薄いために亀裂が入り、時間ともに折れてしまっているようでした。
普段はこのようにジョイント部分で隠れており、折れている箇所が見えません。
ナットを外し、もう一方の脚の状況も見てみると・・・
あっ!!ヒビが入ってる!!
後日、中村院長に、院にある「ついたて」を全部調べていただいたら、全ての脚にヒビが入っていたとのことでした。
運が悪かったら、ついたての脚が完全に折れて、患者さんに倒れかかっていたかも・・・
溶接にて修理しました
しばらくお預かりし、ヒビの入ったほうの脚も溶接して治すことができました。
大きな原因としましては、もともとの大量生産品の宿命である「悪かろう」の部分であり、2~3年前に購入されたとのことで、寿命だったということになるでしょう。
今後、治したら次、治したら次と順番に持ち込んでいただき、亀裂を修理させていただいております。
ボルト・ナットの緩み止めにはコレ
気になったことは「よく脚のナットが外れていた」とのことだったので、ガタガタになった時が繰り返されて脚にダメージが溜まったことも原因のひとつかもしれません。
ナットが自然に緩むということだったので「スプリングワッシャー」というナットの緩み止めを付けておきました。
おさだ工業所では上記のような修理は難なくできますが、今のところ、遠方からの修理依頼は受け付けておりません。
また、持ち込んでこられて「今すぐやって」といったご要望も、順番がありますので難しいです。
お預かりいただき、一度お帰りいただいております。
もし遠方の方でも、どうしても、ということでしたら一度メールにてご相談いただき、ご郵送などが可能ならなるべく対応させていただきたいと思います。
お問い合わせ:株式会社長田工業所
Teruyuki Kobayashi
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