溶接テーマパークの人のブログ

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直角を確かめるための対角線の長さが求めやすいアプリ

   


この記事の所要時間: 28

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モノづくりをするうえで、直角になっているかどうかが大切な場面が多いです。

われわれのように、特に鉄工所のお仕事に携わっている職人さんたちにはわかってもらえると思います。

「そんなの、直角定規を当てれば一発でわかるのでは?」という一般のかたのご意見もごもっともです。

でも、小さな直角定規でまかなえないくらいの、もっと大きな製作物の直角を確認するときはどうしますか?

これは、中学校で習ったピタゴラスの定理(三平方の定理)が大活躍します。

 

ピタゴラスの定理で直角の確認

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ピタゴラスの定理(三平方の定理)とは、簡単にいうと、上記の図のどれか2箇所の数字がわかっていれば、そして右下の角度が直角であれば残り全ての数字がわかるという証明です。

わかりやすい数字でいうと、Aが3でBが4、その二辺の間が直角ならCは5になります。覚えてますか?

で、わたしたち鉄工所でよく使うのが、

「AとBの寸法を測って、Cの寸法が『C=√A二乗×B二乗』であれば、右下の寸法は直角である」

と判断する計算です。

「ルート(√)」のボタンがある計算機で計算して、直角かどうかの確認を職人たちは逐一していきます。

 

ピタゴラスの定理の計算がしやすいアプリ

上記の直角の確認ですが、職人たちは慣れているとはいえ、計算機で算出する方法はいまいち面倒。

そんなときのためにこんな便利なiPhoneアプリを見つけました。

↓「面取りと開先」

面取りと開先

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そのアプリを起動した画面はこちら。

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例えばAとBの数値を入力すれば、自動的にそのほかの数値がちゃちゃっと出ます(^O^)

このスムーズさ、分かる人には分かる!

ありそうで無かった、なかなか便利なアプリです。

さあ、このiPhoneアプリで作業効率アップを目指しましょう!

面取りと開先

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ちなみにこのアプリの本来の使い方、「面取りと開先」の言葉の意味は、このアプリ内に書いてありました。

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うーん、マニアックですね・・・


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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