知っていましたか?天井クレーンの梁は実はあらかじめ逆反りさせています
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天井クレーンの梁は、実はまっすぐではなくあらかじめ丸く曲げています。
長い梁を両端で支えた時に、梁の鉄骨自身の重さでたわんでしまいますし、そこで重いものを吊るとますます下に下がってしまいます。
そこで、あらかじめ逆に上方向にふくらみをもたせる前加工をしています。
現在、長さが17mの長さの梁を加工中ですが、一番最初に梁の中央に重しをのせて、ガスの炎で熱を加えて変形させました。
写真ではわかりづらいですが、このように丸く曲げる(アールを付ける)、反りを付けておくことを「キャンバーをとる」と言います。
大きな工場の梁などにも実はキャンバーが取られており、鉄骨自身の重みや積雪の重みを計算して逆反りさせているんです。
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Teruyuki Kobayashi
代表 : ㈱長田工業所(おさだこうぎょうしょ)
@terukobayashi 小林輝之
●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。
●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。
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