ダンスじゃないほう!「タップをたてる」とは?
この記事の所要時間: 約 1分17秒
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みなさんは、「タップ」というと、何を思い浮かべますか?
私たち製造(加工)業はタップと聞くと、金属にねじ(ボルト)が入るように切り込みを入れる加工を思い浮かべます。
このようにボルトが固定できるようにする加工を「タップをたてる」といいます。
専用のこのような穴あけ機(ボール盤)を使ったり、電動ドリルや、タップをたてるタッパーという機械があれば楽に加工できますよ。
下の写真は、ボール盤です。
手順としては、例えば「M8」というサイズのボルトが入るようにしたい場合。
まず下穴として、直径6.8ミリの穴をこのキリで開けます。
そのあと、この「タップ」という工具をボール盤やタッパーに着け、ボルトのミゾに合わせて奥へ回転させながら削りこみます。
注意することは、見てもわかるように、あんまり薄い材料だとねじが刻まないので板の厚みが必要です。
また、タップをたてるときは慎重にこのようなタッピングスプレーを使いながらねじ込まないと、折れてしまうことがあるので気をつけましょう!
とはいえ、ネジのサイズもいろいろあるし、ネジによって下穴が変わるので、一般の方には敷居が高いかもしれません・・・
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Teruyuki Kobayashi
代表 : ㈱長田工業所(おさだこうぎょうしょ)
@terukobayashi 小林輝之
●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。
●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。
Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...
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