迷ったときに振り返る岡本太郎のメッセージ「この瞬間瞬間に賭ける」
2015/06/17
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とうとう溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」のオープンを控え、わたしの中では(そこまで資本をかけてないのですが)おさだ工業所の第二創業だと位置付けています。
わたしは二十代のころは飲食の会社で雇われ、三十代で実家の鉄工所に雇われ、そのまま今の事業を引き継ぎました。
それまではいつも誰かが尻拭いをしてくれる人がいて、その世界観のなかで粛々と人生を送ってきたように思います。
そして先月40歳になり、たくさんの人の手や、父親含め祖先の信用や資産をお借りしてのことですが、とうとう形だけでも「これはわたしの興した事業」と言えるものができてきました。
様々な合意形成と自分の直感を綱渡りして、なんとか形になった「アイアンプラネット」。
これまでいろんなタイミングでお世話になったのが岡本太郎の本でした。
>この瞬間瞬間に賭ける
>いまここで爆発するんだ
>世の中では、とかく何々に期待する、といって自分はまるで責任がないように、問題をよそにおっかぶせてしまうことが多いね。
>他人に運命をかぶせたり、だれかをあてにして頼るのではなく、自分を賭ける。
>自分の人生を賭けて失敗したら、それでもいいじゃないか。
>こんな世の中なんだから失敗したほうがおもしろい、と思えば、成功しなくてもニッコリして平気で生きることができるだろ?
岡本太郎の好きなところは、他の誰にも自分自身にも期待しない、すべては今この瞬間にどれだけ爆発できるのかといった刹那的なところです。
溶接のテーマパークは、オープンしたところが完成ではなくスタート地点です。
これから色んな壁や、それを乗り越えてのバージョンアップをする上での葛藤もあるでしょう。
そこで思い出すのは、間違いなくこの世の中に絶対的な正解はだれも知らない、ということ。
もちろんひとりの小さな力だけではなにもできませんが、瞬間瞬間に爆発していきたいものです。
Teruyuki Kobayashi
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