「はい、おさだ工業所です」から「ありがとうございます。おさだ工業所でございます」へ変える3つの目的
0968
えっ!?今までそうだったの?と思われそうですが・・・
この7月より長田(おさだ)工業所では電話をお受けする第一声を「ありがとうございます。おさだ工業所でございます」に変更します。
今まで「はい、おさだ工業所です」だったのですが、我々にとっては勇気のある一歩です。
・サービス業でもない鉄工所で、電話ひとつでそんなにへりくだるもの?
・気持ちがこもってなかったら逆効果では?
・「はい~」だけですぐ本題に入って電話を終わらせて、目の前の作業に戻ったほうがいいのでは?
こんな心の声が一部の従業員から聞こえてきそうです。
そんなわたし自身の疑心暗鬼で、前々から「電話の第一声にありがとうございます、を入れたい!」と思いながら出来ていませんでした。
世間一般の方々からすれば「何言ってるの?」という感じでしょうが、我々鉄工所の中の人は「鉄工所はこんなイメージ!」といった我々なりの固定観念があるものなのです。。。
しかし今回「ありがとうございます。~」に変更する理由は、このような3つの目的があるからです。
①謙虚でなければならない
おさだ工業所の企業理念「あたらしい価値をつくり、すべての人々に笑顔を」を達成する過程で、取引先の方、地域の方など多くの方々に信頼していただき、応援していただかなければなりません。
応援していただくには、まず一人ひとりの思想、人格は置いておいて、「おさだ工業所」としての法人格としては謙虚でなければならないと考えます。
お客様との大事な接点である電話の第一声を「ありがとうございます。~」にすることで、「自分は今、謙虚であるか?」と再確認をしていきます。
②安心感をあたえたい
今までは企業間取引だけであり、だいたい決まった方からの電話が多かったです。
しかし今はその中に溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」の一般のお客様からのお問い合わせの電話が混ざってきます。
「鉄工所って怖そう・・・」「いきなり大きな声で怒鳴られるんじゃないか・・・」など、多くの一般の方たちは我々に恐れを抱いているなか(考えすぎ?)勇気を振り絞って電話をしていただいているはずです。
そこで第一声で「(勇気を振り絞ってお電話していただき)ありがとうございます。~」と伝えると、一気に安心していただけると考えます。
③独自化につながる
世間一般の製造業界では、その中にいる我々が感じる範囲でもまだまだそういった電話の受け答えをしている会社は少ないです。
鉄工所が電話の受け答えの第一声を「ありがとうございます。~」にするだけで珍しく思われるのではないか?と。
「あそこの会社はなにかほかと雰囲気が違うぞ?」と独自化につながっていくのではないか?と思います。
まず形から入る
このような目的があって電話の第一声を変えていこうと思うのですが、まだまだ本当に気持ちのこもった第一声がわたしも含めて全員ができるかはわかりません。
しかし、「やらされている」とか「バカバカしい」とか心の隅でもし思っている人がいても、まず「形」から入って繰り返していくことで、次第にそのような感謝の気持ちが芽生えていく、という順番になります。
これはまだまだ、おさだ工業所の企業理念「あたらしい価値をつくり、すべての人々に笑顔を」を達成するひとつの手段でしかありませんが、また一歩を踏み出していきます。
※わたし個人の携帯へのご連絡については、また違う第一声になりますm(__)m
Teruyuki Kobayashi
最新記事 by Teruyuki Kobayashi (全て見る)
- 長田(おさだ)工業所 2018年のメディア出演・掲載・講演等メモ - 2018年12月18日
- 2017年のメディア出演・掲載・講演メモ - 2017年12月21日
- 2017年5月・6月・7月のメディア出演・掲載メモ - 2017年7月15日