99%の人がしていないたった1%の積ん読本を読み切るコツ
継続王に、おれはなる!0252
積ん読本とは、いざ読もうと思って買ったはいいが、途中で興味が薄れてまだ読みきれずに枕元に積んである本のことです。
本が好きな人にはこの二種類の人種に分けられます。
- しっかりと一冊の本を読み込むことが出来る人
- さらっと読んで重要な部分だけ把握することが出来る人
前者は「愛妻家」とします。対して後者は「浮気症」です。
ぼくは実生活では愛妻家ですが、本の読み方は「浮気症」です!
世の中、読書の世界でいうところの「愛妻家」の方に積ん読本が溜まる傾向にあるのではないでしょうか。 時にはぼくのように「浮気症」になることをおすすめします。
※この浮気現場をみつけたアヒルの写真は本文と関係ありません。
積ん読本になった時点で本の任務は終了
ぼくにとっての積ん読本は、過去には坂本龍馬に関する小説など、今では「失敗の本質」などの歴史モノです。昔から歴史だけは好きになれない。
なのでたまに苦手な食べ物をあえて食べてみようとしています。それが今回もまた積ん読本となりました。
積ん読本になった時点で、「現在の自分の苦手ジャンルを知ることができた」という点において、すでに買った値打ちがあるのです。
そもそも本に書いてあることは、だいたい凝縮したら20%くらいが伝えたいことであることが多いです。
せっかくの本代がもったいないと思うのなら、小見出しくらい読んで、あとはさらさらっと1ページあたり1行くらいを読むくらいのペースで読み飛ばせばいいでしょう。
そして積んでおくのではなく、あたかも「読みました(一応)エヘン」という自信をもって本棚に並べましょう。
それから何年か経ち、様々な他の本に触れて自分自身が成長した時にその「読みました(一応)」の本の内容を楽しく理解できるようになっているかもしれません。
まだ出会うのが早すぎただけのことです。
難しい本は著者や編集者が悪い
また、難しい内容の本に出会ってしまった時の考え方としてこの本に書いてあることが有効です。
だいたい、働いている人は忙しいに決まっています。忙しい人に向けて読ませる本なのだから、短時間で内容を理解してもらわなければなりません。ということは、難しいことをいかにやさしく解説するかが、著者や編集者の腕の見せどころです。
この部分はビジネス書について書いた文章ですが、そもそも難しく感じるのは著者や編集者の責任であると書いてあります。 理解できないことで自分を責めないことが大事でしょう。
本なんて、星の数ほどある
というわけで積ん読本なんてこのように考えて、きっぱりと次の本に向かいましょう。
- 買った時点で任務終了
- まだ出会いが早かっただけ、何年後かにまた会おう
- 自分に合わなかったのは本のせい
あれれ、「本」を「女性」に変換すると、どれだけの女性を敵にまわすことになるのでしょうか・・・
しかし最初に書いたように、ぼくは実生活では完全に愛妻家です!
本の読み方に関しては「浮気症」であっても何ら問題はありましぇん!(汗)
ビジネス書だけでも月に500~600冊、年間にして6000点もの膨大な数の新刊が世の中に出回っているのです。積ん読本にとらわれているヒマはないのです。
本に対する愛妻家の方にはそもそも「積ん読本」といった概念はないのでしょう。
価値観の問題ですが、愛妻家もまたいい事ですね。そのままじっくり読み進めてください。
大事なことは、その難解な本1冊を理解しようと苦痛をともなってでも読み込むという行為のせいで、他に無数にある自分を成長させてくれる本との出会いのタイミングを逃すことがないようにすることです。
Teruyuki Kobayashi
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