溶接テーマパークの人のブログ

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わたしのこれまで20年間の生き方を振り返るブログ③(全5回)

      2016/11/21


この記事の所要時間: 234

わたしのこれまで20年間の生き方を振り返るブログ②(全5回)の続きです。

家業に転職して7年後、社長交代をしました。問題山積の状況で、いろいろもがきます。

 

もがいている中での転機

この問題の山積の現状をなんとか変えたい!と、もがくように、インプットしたことをアウトプットするツールとして毎日365日ブログを書いたり、1年間で100冊以上の本を読み漁ったり、週に4日はなんらかのセミナーや勉強会に顔を出し続けていた所、2013年6月、ひとつの転機が訪れます。

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ふと地元の書店で手に取った本「マイクロものづくりはじめよう」という下請け製造業からの自社製品開発をすすめる本に感銘を受けました。

本の感想をブログに書き、ツイッターにアップしたところ、幸運にもその著者から返信があったことを契機に、著者である自社製品開発コンサルタントの師事を仰ぐため、東京へと通いだします。

自社商品開発講座 zenschool(ゼンスクール)

 

zenschoolで構想をひらめく

その自社商品開発講座の過程で「父親を支えてきてくれた職人さん達にもっと誇りをもってもらい、未来の若い職人さんの採用につながるように、と現在の工場の一角をそのまま改造し、我々が普段当たり前のようにやっている溶接を一般のお客様に楽しんでもらえる事業をしたい、この職人たちならきっと一般の人に溶接を教えられるはず」という思いにたどり着くことになります。

 

まずはできるところから

しかし突然、常設の体験コーナーを設けたいと言い出しても「そんなの無理」とか「本職の方が大事」などと、製造以外の経験のない職人さん達に引かれると思い、まずは1日限定のイベントを開くことを提案します。2014年7月、休日に体験教室を開き、父や年配の職人さんに講師になってもらいたいとお願いし、そして、イベント当日には新聞社などを呼んで取材してもらい、2度目の新聞記事となりました。

また一方で、1年前からもがいていたなかで、LINEのスタンプが一般でも作成できるようになったことを聞き、すぐ自作して「鉄工所がLINEスタンプを作った」とこちらも運良く、新聞や業界紙にとりあげられるようになりました。

ここでも「考えたことをすぐ行動してみる、まずはやってみる」という性格が功を奏して来たのだと思います。

前会社の民事再生法適用から家業での一からの再出発、社長交代後の葛藤と、公私共にもがき苦しんだ12年間の苦労が、その前の飲食業の経験も重なって花開き、少しづつ晴れてきた時期でした。

 

「わたしのこれまで20年間の生き方を振り返るブログ④」につづく


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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