要領は悪いほうがいい。要領の良い人が抱える3つの爆弾
継続王に、おれはなる!0261
あまり努力しないでもするするっと上手くいっている人、まわりにいませんか?
そういった要領の良い人は、長期的に見ると、損します。

By: John Goode
なぜなら、この3つの爆弾を抱えていることになるからです。
爆弾① しだいに運が尽きます。
要領の良い人は、そのまま成長しても将来の運のストックがなくなります。
いきなりスピリチュアルな感じですまん!と思いながらも構わず先に進みます。
幸運というものは一定の人生経験の中で、引き寄せるためのトライを繰り返す過程でつかむものだと思います。
しかし、今回の案件である要領のいい人というのは、そんなプロセスをすっ飛ばして、人間がもともと平等に持っている運を早い段階で先食いしてしまうパターンです。
「運良く、早くできる方法を見つけてしまった」
要領が良い人なんて、そんな幸運な場面をただ切り取って見られているだけのことが多いです。
爆弾② 実は経験値が上がっていない
要領の良い人は、失敗を知りません。
要領の良い人は、運動やらせても、勉強やらせても、なにやらせても特に努力をしないで、そこそこの平均点以上を最初からとれてしまいます。
ヤラシイことに、普通はそこからもっと高みを極めようとすると、壁にぶつかりますよね。
そこからは、今度は壁を乗り越える際の失敗をしないようにと、要領良く無難なレベルで努力を止めることができるんです。
人間はトライアンドエラーを繰り返してこそ本当の学びがあるのに、そこまでたどり着かない。
要領の良い人なんて、年を重ねるごとに底の浅い人間だとバレます。
爆弾③ 本当の得意分野がわからない
要領の良い人は、言い換えると器用貧乏です。
ごっっつい昔にやった記憶のあるRPGのジョブでいうところのヒューマンタイプとも言えます。
このタイプの人間はほとんど平均点より少し上のポジションを幅広くとることができてしまいます。
しかし、凡人に与えられた総能力ポイントは一定のため、これでは何かひとつに秀でることはできません。
成功する人というのは、どこかが飛び抜けてレベルが高い一方で、どうしようもない欠点を抱えているものでしょう。
要領の良い人なんて、コモディティ(汎用品)人間になりやすいです。
バクハツを避けるためには
こんなことが書けるのには理由があります。
ぼくは小さい頃から、自他共に認める中途半端に「要領の良い人間」だったからです。
今思うと、かなりアカン奴です。
しかしそれは、色んな失敗などを経験して手に入れた「要領の良さ」ではないんですよね。
そのため、ぼくは今でも常にその「3つの爆弾」を小脇に抱えているようなイメージがあります。
将来、そのバクハツを避けるためには、どうしたらいいでしょうか。
・・・ぼくは自然とこう考えるような回路になっています。
- 【爆弾①対策】たまたま運良く見つけた近道は、すぐ人に伝えよう→運が減らないような気がする
- 【爆弾②対策】本を読んで、人の失敗の経験を自分の事のように感じよう→仮想の失敗経験を増やす
- 【爆弾③対策】この毎日書いているブログで、自分自身を解剖しよう→得意分野を探るため
今はこれぐらいに留めておかないと、いつか「失敗するために大きなことに挑戦したい!」とか訳の分からないことを言いだすでしょう。
要領が良い人なんてその場限りです。
特に10代・20代で心当たりのある方は注意してください。
※逆に要領の悪すぎる人にはこの本がオススメです。
Teruyuki Kobayashi
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