「半沢直樹」は現代の水戸黄門となるか
継続王に、おれはなる!0298
今まで見てなかった「半沢直樹」、やっとテレビドラマ第6話から見始めました!
原作本である「オレたちバブル入行組」を読んでからの参戦でしたが、その本の内容はおそらく第1話から第5話までだったので、ちょうどいいタイミングから見れたのではないでしょうか?
でもこちらのテレビのこれまでのあらすじを見る限り→(第1話のあらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』)原作と若干、物語の流れがテレビ向きに変わっており、原作を読んだ後もドラマの1~5話見てみたい!と思わせます。早くDVDを!
さて、上智大の碓井広義教授によると、この「半沢直樹」は「現代の時代劇だ」と解説されています。
ぼくもそう思いました。
分かりやすい勧善懲悪
こちらの毎日jpの中でこのように解説されていました。
「半沢直樹」:視聴率急上昇 分かりやすいヒーローに共感- 毎日jp(毎日新聞)
「水戸黄門的な勧善懲悪」「任侠(にんきょう)ノリの武闘派エンターテインメント」−−識者は人気の理由をそう指摘する。(中略)
上智大の碓井広義教授(メディア論)は「現代の時代劇だ」と解説する。窮地に陥る主人公と、損得抜きに彼の助太刀をする仲間、際立つ敵役。勧善懲悪がはっきりしていて分かりやすい。威勢のいいたんかは「水戸黄門の印籠(いんろう)」代わり。主人公は我慢を重ね、最後に勝負をひっくり返す。視聴者はそこを痛快に感じ留飲が下がるというわけだ。
悪者役が悪者らしく、正義が正義らしく。
弱者が悪者に悔し涙が出るぐらい追い詰められ、最後に正義がひっくり返す。
それが現代の銀行員というキャラクターで切り取って構成されています。
この流れ、「水戸黄門」の他にも似たようなのがあるなーとふと思ったんです。
そう、「ワンピース」。
『半沢直樹』はルフィに似てる!?
やっぱりおんなじ事を感じている人がいました。
『半沢直樹』はルフィに似てる!? それがヒットの理由か(村上隆保) | ニコニコニュース
半沢直樹が窮地に立った時、彼を助けてくれるのは、いつも彼の友人や知り合いなのだ。(中略)
実は『ONE PIECE』や『NARUTO』のような少年向けの大冒険物語ではないのだろうか。そう考えると半沢直樹(境雅人)の顔が、だんだんルフィの顔に見えて来て、竹下がフランキー、渡真利がサンジ、妻がナミ、そして東田社長や黒崎も敵役の他の海賊たちに思えてくるのだがどうだろう。
「やられたら、やり返す! 倍返しだ!!」というセリフも、ルフィが言ってもおかしくはないセリフだ。
半沢直樹は、現代のルフィ……。そう思うと、このドラマが幅広い年齢層に受け、大ヒットしている理由もわかる気がする。
おお!まさしくワンピース!
「半沢直樹」はヒット中のヒット作、時代劇の「水戸黄門」とファンタジーの「ワンピース」のいい所を抽出しした、現代ならではのコンテンツなんですね!
これはヒットしないわけはない!
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「半沢直樹」著者の池井戸 潤氏は、作品に対してかなり緻密に時間をかけて取材されているようですね。
この「下町ロケット」でもそうでしたが、自分がその分野の専門家になった気がしてきます。
Teruyuki Kobayashi
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