ちきりん「『Chikirinの日記』の育て方」より:ブログが続かない人は「行動の記録」を書いているから
継続王に、おれはなる!0387
毎日ブログが続かない、または苦痛だ!という人は基本的にブログに「行動の記録」を書こうとしています。
毎日ブログが続く人、または楽しい!という人は基本的にブログに「思考の記録」を書こうとしています。
「Chikirinの日記」より
2005年3月から書き始めた「Chikirinの日記」というブログがあります。
このブログを書いている「ちきりん」さんという方、当初は会社員だったそうです。
リンクはこちらChikirinの日記
そのブログを9年続けた今、匿名で顔出ししていないにもかかわらず現在では月間200万PV(!)
その書き続けた9年間や、そこに至った背景などが書かれている「『Chikirinの日記』の育て方」という本を読みました。
その中で、ぼくの普段から「なんとなく気をつけていたこと」を文章として書いてくれているので、抜粋させていただきます。
・昔から私にとって日記とは、「今日はこんなことを考えた」という思考の記録であって、「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った」という行動の記録ではありませんでした。
・ブログを書くときも、「何を書くか」ではなく、「今日は何を伝えようか」が最初に決まります。
・つまりブログの起点は、「これについて書く」とか「この本を紹介する」ではなく「このことを伝えたい!」というメッセージの発生なのです。
何を書くかという起点が大事
まず「今日のブログは何を書こうかな?」といった瞬間のことです。
その時に「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った。」というネタから入ったのでは毎日続きません。
ぼくたちは有名人でもなく大金持ちでもありません。
基本的に平々凡々な一般人にそんなドラスティックな毎日があるはずがないからです。
でも誰でも「考えること」ということは、いつでも必ず「考えなくても」やっています。
「人間は考える葦である」という言葉があるとおりです。
その「考えたこと」をブログで「伝えたいこと」として書くことが決まれば、あとは単純作業となります。
単純作業というのは、それこそ「先日どこどこに行って感じた」とか「この本を読んで感じた」とかの思い出の掘り起こしや「こんなデータがある」とかの下調べのことです。
思考を公開する不安
「考えたこと」を公表するなんて恥ずかしい!
このように思う方は残念ながら毎日ブログは続きません。
●こんなことを考えているとバレると引かれるんじゃないか・・・
→→→引かれることを考えてうわべだけ取り繕った記事を毎日書き続けたいですか?
●こんなことだれでも考えてるんじゃないか・・・
→→→だれでも考えていることは「共感」されます。読者の中には思いもよらなかった!と「感心」される方も必ずいます。
●あのブロガーの記事に比べるとレベルが低いと思われるんじゃないか・・・
→→→毎日書いていればレベルの低い記事の日もあるでしょう。でも、そもそも見られていないかもしれません。見られていたとしても圧倒的な毎日の積み重ねで、その自分で納得の行かないレベルの記事はかすんでいきます。
もちろん「今日は何を食べた。今日はどこに行った。今日は誰と会った。」をブログを書く起点としている方でも続く人もいます。
でもそれだけで終わらず、その時に「~~~で、こう思った。」という「思考」が含まれているものです。
毎日ブログが続かないという人は「思考の記録」を書こう!ということから始めてみましょう。
Teruyuki Kobayashi
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