世の中に貢献するミッションがなくても成功する。本田△のミラン入団会見で思ったこと
継続王に、おれはなる!0435
先日の本田圭佑のミラン入団記者会見で「リトル本田」発言にはある意味ド肝を抜かれましたが、それ以外の内容でちょっと引っかかった部分がありました。
世の中への貢献が前提ではないんだな、という印象
すべての成功する人っていうのは「世の中に貢献したい!」という壮大な人生の目標があり、それを全面に押し出しているのが前提であるのだと思っていました。
しかし、本田選手の会見を聞いていると、ぼくたち一般人と同じようなことを考えているんだなあという印象でした。
理由をね、追究しちゃうと答えが見つからない。
-どうしてミランに決めたのか。ミランの選手で好きな選手は? どうプレーしたいか
本田 ミランでチャンピオンになり、チャンピオンズリーグで勝つこと。それしか考えていない。すべての選手を子供のころから知っている。毎週毎週見ていた。日本で一番有名で強いリーグ。なので多くの好きな選手がいすぎて、1人の選手は挙げられない
-キャリアの中でどんな重要性があるのか
本田 いろいろなインタビューの中でそういう質問を受けてきた。必要なのはサッカーをすること。どこに住もうとどこでプレーしようと、ベストを尽くすことだけ。
-ミランを選んだ理由は?
本田 心の中のリトルホンダに聞いてみた。どのクラブでプレーしたいのか、と。ACミランだと。だからです。
-サムライ精神というものはなんだ
本田 サムライに会ったことはないので分からない。なのでサムライ魂が何かは分からないが、日本の男は諦めない、強い精神、規律がある。自分自身、ピッチの上で大事にしているスピリッツだ。
-夢を与える存在になった。どう振る舞う
本田 結果を出すだけ。自分が求めているものを強く願って求め続けていくだけ。そうしないと自分の目標は達成できない。その結果希望を与えて、もちろん子供だけじゃなく、日本人、アジア人、世界の人々が注目しているということ。使命感は強くなっている。
-どうして一番にこだわるのか
本田 理由をね、追究しちゃうと答えが見つからない。どうしてサッカー始めたかっていうのも気づいたから初めていた。1番になりたいからってことしかない。2番になりたいっていういのは、ちょっと僕の性格からすると的外れ。僕は2番より1番が好きっていうことだけ。
引用:本田「ミランで王者に」/一問一答1 – セリエAニュース : nikkansports.com
会見はイングリッシュレッスン/一問一答2 (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
2番より1番が好きっていうことだけ、て!?それだけー!?
この会見では、世のビジネス書などでよくある、成功する人にありがちな「世の中に貢献するミッション」のようなものが大前提にある!!といったことを感じませんでした。
「全世界の子どもたちにサッカーの素晴らしさを伝えるために・・・」とか「サッカーで世界を一つにするために・・・」とかに向かって走り続けてきました、とかでなくてもトップクラスとして成功しているの?
気付いたら社会に貢献していた
この会見を聞いている限りでは、
①漠然とした目標というか単なる自分の欲求⇒「とにかく1番になりたいんだ!」
②その為の努力⇒「そのために自分のレベルを上げたいんだ!」
③期待に答えていたら、いつのまにか気付いたら社会に貢献していた
といった順番でも成功への道としてアリなんだと感じざるをえません。
ああ、純粋に目の前の作業をしていて気付いたら、世界の人々が注目してきてきたなあ。じゃあ世の中に貢献する使命感がわいてきたな、って感じ。
いろんなことに恵まれたスター選手の発言や考え方が一概には、ぼくたち一般人に当てはまらないとも思います。
しかし必ずしも「社会に貢献したい」とかの「自分自身のためじゃなく」を一番最初にミッションに掲げることだけが正解ではないんだなー、と。
他人の目を気にしないで、本当に自分はどうなりたいかを自問自答することが大切ですね。
Teruyuki Kobayashi
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