(仮想出版)ゼロから始める2代目社長力(目次&はじめに)
2016/07/16
継続王に、おれはなる!0510
「夢は本を出すこと!」と公言しているぼくですので、言うだけでなく一度本を書く練習をしてみたいと思います。
ぼくが社長になる今から3年ほど前に事業を継承されることに悩んだ時期がありました。
その当時のぼくの状況と今同じような状況にある人がいると仮定して、その悩んでいる人向けに書いた内容となっております。
この連載は毎日連続で更新するわけではないので、もし通して読まれる方がいらっしゃいましたら、本日の記事の目次(リンク)をご利用ください。
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目次
はじめに
第一章:創業社長を尊敬する
第二章:自分の立ち位置を確認する
第三章:社長は作業はしない
第四章:運がない人なんていない
第五章:情報の出し手側に立つ
第六章:2代目社長を楽しむ
おわりに
はじめに
2代目社長は「ゼロ」なんかじゃない!
政界でも二世議員が選挙に有利な条件として、3バン(地盤・看板・カバン)をすでに持っていることが言われているように、すでに先代社長が築きあげてきたものがあるじゃないか!
・・・というご意見もごもっともです。
でも全ての2代目社長がそんな恵まれた二世議員のような、ちゃんと整備されたレールが整っているわけではありません。
中には借金をかかえているような企業・・・
または将来の見えない斜陽産業のような企業・・・
自分の父親以上の歳の社員ばかりの企業・・・
そんなマイナスの状況から引き継がなければいけない状況であっても「2代目社長」といえるのです。
特に弊社のように金属を加工するような「モノづくり」をしている、従業員10名未満の零細企業では、跡取りを立てるくらいなら別の職につかせた方がいいと考える創業社長が増えています。
そのため、いわゆる「小さな町の鉄工所」のような、昔ながらの鉄工所は「後継者不在」が原因で年々数が減っているのを肌で感じています。
実際に大手ハウスメーカーの方が、以前はちょっと鉄の建材のことで相談に乗ってもらっていた何軒かの老舗の鉄工所が後継者不足で廃業してしまったので、ちょうど御社のような相談できる鉄工所を探していたんだ、という話をいろんな方面からいただいているからです。
全国に中小企業が430万社あり、その内の仮に半数が2代目社長とすると215万人。そのひとりひとりが上記のような様々な状況に置かれていることでしょう。
その215万人に対して、例えば「2代目社長になって良かったと思う人」をプラス、「なりたくなかったと思う人」をマイナスとするアンケートを実施してみるとすると、平均したらプラマイ「ゼロ」ではないでしょうか。(もしかしてマイナスかも・・・)
また、とくに創業社長と血の繋がった2代目社長の場合、30代で世代交代をすることが多いのではないかと思います。
30代なんて、ホリエモン氏のように学生の頃から起業するような一部の天才を除いて、ほとんどの青年は経営に関しての経験はまだ「ゼロ」でしょう。
そんな「ゼロ」から始めた、従業員10名未満の零細企業の2代目社長のぼくが、就任一年目で昨対売上111%、二年目で112%と、今のところ順調に10%成長を続けている秘訣をご紹介します。
—–【目次&はじめに おわり】—–
Teruyuki Kobayashi
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