東野圭吾「パラドックス13」読書メモ
継続王に、おれはなる!0577
先日の東京出張の行きと帰りの電車の中で、576ページある厚めの文庫本なのに、珍しく一気に読んでしまいました!
運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!
価値観のぶっ壊し
急に周りの人がいなくなる!世界に残されたのは13人だけ!
こんな世界に突然放り込まれた時、人間はどんな新しい価値観でどんな生き方をするのか・・・
そんな世紀末的な物語は、今のぼくの凝り固まった価値観をぶっこわしてくれそうで、ワクワクして好きです。
そうそう、海外ドラマの「SURVIVORS(サバイバー・生存者たち)」のような。
謎のウイルスで人類の99%が滅亡。そして残った1%。彼らはなぜ生き残ったのか? そして彼らを監視する謎の組織の目的とは果たして? 驚愕の世紀末パニック! テリー・ネイション原作、1975年~1977年に放送され熱狂的大人気を誇ったオリジナル版のリメイク。
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↓ちなみに上記の「SURVIVORS」はHULUで観れます!
パラドックス13の名言
もちろん内容は詳しく書けませんが、東野圭吾作品なだけに、いくつかの名言を残しています。
・高齢化社会なんていってたけど、あれは嘘の世界だな。ごまかしだったんだ。自然の摂理に反していたってことだな。(中略)当たり前のことだが、自然の土地にバリアフリーなんてことはない。
・利害関係と目指すべき方向が一致していることが結束力の源
・雨が降らないと困るのに(水が欲しくて)自分が出かける日は晴れてほしいって思ってた。人間って、勝手だよね。
・王様は(中略)戦争を覚悟して餓死者を救うか、国民が飢え死にするのを見ながらも他国ととの友好関係を守るのか、どちらが善とも悪とも言えないだろ。(善悪の判断は個人の価値観によって違う)
河瀬はどうなった?
あんまり読んでない人はここから見ないほうがいいかも?
読み終えた時に「あれ?河瀬はなんで?どういうこと?」って疑問に思っていたのですが、ちえぶくろ先生が教えてくれてスッキリしたので一応リンク貼っておきます。ネタバレ注意!↓
ネタバレ注意!パラドックス13を読んだ人に質問です。 河瀬は最後に仲間のタクジ… – Yahoo!知恵袋
Teruyuki Kobayashi
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