意外と知らない?スチール(鉄)は完全にサビたところには、溶接はできません
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サビた部分には溶接できません。
サビの度合いにもよるのですが、これぐらいサビていたら溶接は難しいです。
サビが原因でない溶接修理
近所の自治区の区長さんがおさだ工業所にいらっしゃいました。
公民館にある卓球台の足が壊れているので、繋げて治してほしいということでした。
最初はサビのせいで溶接部分が取れたのかと思いましたが、今回は大量生産品にありがちな、溶接がしっかりできてないことが壊れた原因でした。
溶接はしっかりとした職人がすれば、サビ以外の原因で折れる事はまずないです。
しっかりと溶接して、サビ止め塗装して治しました。
溶接が難しいサビの例
上記の事例は、結局サビが原因でなかったので治せましたが、以下の写真までサビると、もうそこに溶接して繋げることは難しいです。
この写真はホワイトボードのスチールの足ですが、たぶん昔どこかの鉄工所さんがくっつけて、そのままサビ止め塗装もしなかったんでしょう。
溶接の痕を見ると、修理してきっちり治してあげようといった気持ちが伝わってきません。悲しいことです。
ここまでサビたスチールを溶接することは難しいので、サビてない所を切り取って、新品のスチールを繋げて治しました。
鉄はサビる前に治しましょう!
おさだ工業所での修理依頼の流れ(持ち込みのみ)
おさだ工業所では、弊社まで持ち込んでいただければこういった細かな修理品もさせていただくことがあります。
細かな修理品のご依頼の流れ
①弊社おさだ工業所までお客様のほうで修理品を「持ち込んで」いただきます。
②修理できるかどうか判断させていただきます。(判断にお時間をいただくことがあります)
③修理できると判断できたら、一旦工場へその修理品をおいてお帰りいただきます。
④後日(一週間前後)お見積り金額をお知らせします。
⑤修理完了後、お引取りにご来社いただきます。(運搬の場合は別途お見積り)
現在、工場に置いていってもらって修理完了まで長くて1ヶ月待ちになることもあるくらい順番待ちをしていただいています。
また、電話やメールなどで、修理ができるかどうかにお答えすることはいまのところできません。
写真等では修理できるかどうかを判断できない場合があるからです。
申し訳ありませんが、責任の持てるお仕事をさせていただくために、持ち込み修理のみとさせていただいております。
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株式会社長田(おさだ)工業所
鋼構造物・製罐一般・ステンレス金物加工:株式会社長田工業所
〒919-0404 福井県坂井市春江町西長田41-1-1
TEL0776-72-1164 /FAX0776-72-1495
E-mail osadaindustryあっとまーくair.ocn.ne.jp
Teruyuki Kobayashi
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