苗字が「小林」なのに社名が「長田(おさだ)工業所」の理由
わたしが経営している鉄工所は「㈱長田工業所」と書いて「おさだ工業所」と読みます。(「よく「長田」を「ながた」と読まれてしまいます・・・)
お知り合いも少しづつ増えてきたので、今一度よくある質問「なんで小林なのに長田?」にお答えします。
ややこしくてすいません
まず「工業所」っていう社名なんですが、わたしの商売を説明する時に、いつも平たく「鉄工所」と言いふらしているので「おさだ鉄工所」とよく間違われます。。。
また、それ以外にもややこしいことが、長田工業所という会社名なのに、わたし、社長の苗字が「小林」であること。。。
なんで「小林鉄工所、小林工業所」じゃないの?みたいなことをよく聞かれます。
弊社の社名「長田」は、工場のある場所の地名に由来しているんです。
弊社が工場を構えております坂井市春江町西長田(にしながた)の長田(おさだ)神社境内にある長田池(おさだがいけ)にはこういった伝説が残っております。
継体天皇が若き日、この地の長(おさ)の1人である道麻呂の娘、琵琶女此との間に女児が生まれた際に、この長田池の水を産湯として使ったそうです。
身体を清めるとともに発育を願う意味の産湯に貢献した池の名を、ものづくり技術の発展・研鑽になぞらえて引用させて頂きました。弊社は継体天皇ゆかりのある長田池(おさだがいけ)の名にあやかり、たしかな製品づくりに貢献していきます。
社名の説明だけでもこれだけかかるのですが、何を作ってる会社?と聞かれると、やっていることが鉄工から土木関係と多岐にわたっており、これまた説明しづらいです。
「工業所」とした理由
24年前、当時多能工だった現会長がこの会社を興こしたときに「工業所」という社名にした理由。
それは、自分のできることすべての工業系のどんなジャンルにでも挑戦して、地域に貢献したいという気持ちからなんです。
「なんでもします」というのはこれまで弊社が時代に合わせて地域に必要とされてきた強みでもありますが、逆に「ウチは○○屋です」と宣伝しにくい弱みでもあります。。。
比較的よく作っているもの
しかし実は、よく作っているものは、大きな生産工場とかの設備である、重量用鉄骨階段や、手すり、そして「歩廊」と呼ばれる人が歩く通路のようなものです。
生産工場で働く作業員さんの動く導線を考えた時に、ここに階段を付けたほうがいいという話から、現地で寸法を測り、設計して自社工場内でこのように組み立てます。
その出来上がったものを客先の生産工場に運び、現地の設備を一部解体してこの階段やステップを設置したり。(この作業を現場鍛冶ともいいます)
このような鉄やステンレス、アルミで作る重量用鉄骨階段や、手すり、歩廊を作って現場設置するオーダーメイドのような仕事が多いです。
Teruyuki Kobayashi
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