「グッジョブ!カード」で褒め合う企業文化をつくる
先日ガイアの夜明けに取り上げられてた富山の企業「株式会社フジタ」さんが、社内でGood Jobカードで従業員同士で褒め合っていることをお聞きしました。
Good Jobカードが大量に!!-株式会社フジタ スタッフブログ
こういった褒め合う社風が、自社に足りないことだと思いまして、真似させていただこうと思いました。
参考にしたのがこちらの本。
あのANAでも、このグッジョブ!カードが浸透するのに5年かかったそうです。
グッジョブ!カードを導入する前に、背景・目的を整理してみました。
導入の背景
会社設立して25年経ち、世の中は大きく変わっています。
自社の良いところを社外にアピールできないと、存在を気づいてもらえず、自社でなくても出来ることを価格競争の末やらざるを得ないという悪循環に陥りやすいです。
この「良いところをアピール」ということは人材獲得にも言えます。
給料の高低で人材獲得することは価格競争と同じく、現在の世の中の企業全般において限界があります。
となれば、給料面以外での長田工業所の良いところをアピールして、気づいてもらう必要があります。
しかし、社内において自分の会社やそこで働く人の良いところを同じ従業員同士が気づいているでしょうか。
悪い部分ばかりを探し合っていては良いところを見つけることは難しいです。
導入の目的
「グッジョブ!(サンクス)カード」は、従業員同士お互いの良いところに気づき、形に残すことで「褒め合う企業文化」を作ることです。
その過程で、いままで気づいていても過小評価していた長田工業所の技術や人の良いところを見つけていきます。
グッジョブ!カードをたくさん書ける人は、他の従業員の小さな良いところをたくさん見つけることが出来、逆に改善点も見つけられる人として評価できます。
褒められた人ももちろん評価できます。褒めた人褒められた人両方が認められるシステムです。
大きな成功を褒めるのは誰でも出来ますが、小さな日々の仕事に気づき、褒めることは、相手のことをよく見ていないと出来ません。
「あの人が今日シュレッダーのゴミを捨てていた」「今日の髪型、清潔感があって素敵」「最近、ケレンが綺麗に早くできるようになってきたね」など、ささいなことをとにかく拾います。
褒めることは単なる善意ではなく、褒める技術を訓練して「技術」として高めることが重要です。
方法
名刺サイズの紙に、良い仕事をしたら「グッジョブ!」、感謝したかったら「サンクス」のどちらかにチェックし、自分の名前と渡す人の名前、コメントを記入します。
そのカードを朝礼時や夕礼時にみんなの前で渡し、みんなで拍手をします。渡された人は、掲示板に貼ってストックします。
カードデザイン
株式会社フジタさんは、カードを書いた方も書かれた方もコインが当たる制度をとっているようです。
しかし、そういった褒章制度はいまのところ未定です。
その前に、まずははじめてみることが大事かと思い、背景・目的とカードデザインだけ作りました。
こんなことを突然始めても、いきなりみんなができるようになるとは思っていません。
この毎日書いているブログのように、代表自らがコツコツと毎日書き続けることが大事なので、このブログで宣言させていただきました。
Teruyuki Kobayashi
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