リーダーは好かれなくてもいい。ただ、嫌われてはいけない!
「リーダーは嫌われ役」だから、ということをよく聞きます。
たしかに、みんなが言いたくないことも言わなければならないこともあり、孤独になりがちです。
しかし、やはり大事なことは「リーダーは嫌われてはならない」ということのようです。
嫌われ役だけでは「人望」はない
藤沢久美著の「最高のリーダーは何もしない」の一節で、
>田中(角栄)元総理のリーダーとしての考え方をよく表した言葉「広大な中間地帯を作れ」
>政治家たるもの、自分を好いてくれる人と嫌う人、どちらか一方が増えすぎても、掲げたビジョンを実現することはできない。(中略)好きでも嫌いでもない『中間層』をどれだけ作るかが大切だ。
と、あれだけ個性の強かった田中角栄元総理でさえそんなことを言っていたといいます。
また、三井物産の社長だった飯島彰己さんの次期社長を決めた理由が「(彼の)人望ですよ」と答えていたり、
三菱商事の小島会長が昔社長に就任した理由も「彼(小島さん)を悪くいう人はいないから」とコメントされたとか。
わたしはもともと人に嫌われたくないというセコい性格だったのですが、しかし今まで色んな人の話を聞くと「リーダーとはトンガッていて嫌われるものだ」というイメージもあり、中途半端になっていたようです。
ただ「リーダーだから嫌われるものなんだ、わかってもらえないんだ」と変に意固地にならず、そこにはしっかりと信頼関係が築けているか、愛があるか、毎度毎度確認していく必要があるでしょう。
>どこかでメンバーを信じていなかったり、見下したりしていると、メンバーのほうも同じようにリーダーに不信感を持ったり軽蔑したりするようになります。
引用:藤沢 久美著 最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!
「社員は社長の心の鏡」。
社員に嫌われている?と感じることがあったら、まずは自分自身の心に聞いてみるといいようです。
Teruyuki Kobayashi
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