女性や若者が働きやすい建設現場へ!国交省が簡易洋式トイレを義務化
現場作業員の不足が叫ばれる中、女性の現場作業員に国交省が配慮をはじめたようです。
>国土交通省は、同省から土木工事を受注した建設業者に対し、水洗機能が付いた洋式の仮設トイレを作業現場に設置することを義務付ける。「快適トイレ」と名付け、10月以降に入札手続きをする工事に適用する。
<国交省>建設現場に洋式トイレ義務化 女性も快適に(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
この施策がそのまま作業員減の解消につながるかはわかりません。
しかし「現場作業員はこのくらいの作業環境(3K)が当たり前だ」といった昔ながらの職人さんの常識がこれにより薄まっていけば、女性だけでなく、若者を振り向かせる材料になることでしょう。
>洋式のレンタル料金は月3万~5万円と和式の5000~1万5000円に比べて割高だ。このため国がトイレ1基当たり上限4万5000円を補助して普及を後押しすることにした。
ほとんど和式と同じ価格で使えるなら、続けやすくていいですね!
ところで、建築現場だけでなく、われわれ製造業の工場でも若手の人材不足といった同じような悩みがあります。
弊社が一年前に溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」を作ったときに、女性のお客様のために綺麗なトイレを設置しました。
しかし実はこのトイレはお客様のためだけでなく、これから入ってくる若者や女性の社員のためでもありました。
わたし自身、20代は飲食店で働いていたこともあり、店舗のトイレのイメージがどれだけ女性のお客様に影響があるかを知っているつもりです。
同じようにお客様に限らず、就職を考えている若者や女性に「この会社で働きたい」と思ってもらえる要素のひとつに、トイレの印象というのは確実にあります。
小規模企業の製造業は3K(キツイ・キタナイ・キケン)が当たり前、なんて言っている会社はさすがにないとは思いますが、飲食店同様、製造業の工場のトイレの綺麗さもこれから確実に大事になってくるでしょう。
Teruyuki Kobayashi
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