3分でわかる!将来重大事故を起こさないための工場設備の危険度チェックリスト10項目
福井県で作業員10~100名規模の製造工場リフォーム(改修改装)専門工事をしています、株式会社長田(おさだ)工業所の小林です。
今回は、製造工場や貯蔵設備、産廃処理施設など、小規模の工場を運営されている経営者さま、工場長さまにお伝えしたいことがあります。
「3分でわかる将来重大事故を起こさないための工場設備の危険度チェックリスト」10項目のご紹介です。
もし重大事故を起こしてしまったら
日々の工場運営ご苦労様です。
さて、工場内には事故につながる様々な危険が潜んでおり、効率と安全のバランスは悩ましい問題です。
ご存知でしょうか。もし万が一、労災で作業員さまが亡くなられた場合、会社には賠償責任はなくとも5000万円以上の見舞金を支給するところもあります。それどころか、もし安全配慮義務違反等の過失がある場合はそれ以上の慰謝料も発生する可能性があります。
その他、生産の休止損害や弁護士費用など目に見えるコスト以外にも、「あそこは問題のある会社だ」と目に見えない信用問題にもつながっていくでしょう。
工場運営をされている経営者さまのリスク管理として一番重要なことは、作業環境の整備です。
このブログ記事が目に止まったキッカケに、以下のチェックシートで御社工場に潜むリスクを見直してみましょう。
10項目の工場運営リスクチェックリスト
□ お客様用の安全通路・安全柵が設置されていない
□ 回転物に安全カバーがない(重要)
□ 有機溶剤を使用しているのに換気装置(局所換気など)がない
□ 作業スペースが狭いと言われたことがある
□ 作業スペースの床面につまづき・すべり等の危険がある
□ 配管・配線がむきだしになっているところがある
□ 整頓棚が無く工具・道具類が乱雑になっている
□ 狭くて勾配がきつい作業階段がある(重要)
□ 高所の作業場所の安全対策が十分でない、または腐食している
□ 作業員の赤チン災害が週に1回ほど起こる
上記チェックリストを受けての診断結果
☑が0~1個の方
御社の工場内には危険箇所はほとんどありません。あとは作業効率を上げるための設備改修などの工夫に励みましょう。
☑が2~5個の方
多少、作業者の安全の確保に難があります。小さなヒヤリハットの積み重ねが、取り返しのつかない重大事故につながります。少しづつ安全対策をすすめましょう。
☑が6個以上の方(または「重要」項目にチェックのある方)
御社の工場は、いつ重大事故が起こってもおかしくない状況にあります。まずは全員で緊急ミーティングを行い、自社でできる範囲のところから始めてみましょう。
全員ミーティングの必要性
毎日毎日作業をしていて、その状態が当たり前になってしまい、気づいたら重大事故になっていた、では遅すぎます。
全員でヒヤリハットを共有し、改善できる部分は早めに改修されることをおすすめします。
もし自社でできない、または気づかない部分がありましたら、そこではじめて弊社を思い出してください。
「株式会社長田(おさだ)工業所」は創業以来、数多くの大型工場やプラント設備などでの安全対策工事の実績があります。
お客さまの工場を危険や事故から守る為に最大限の努力をさせて頂きます。
(2016年11月現在の施工地域:福井県福井市・坂井市・あわら市・永平寺町)
ちなみに、今回使用したイラストは弊社のLINEスタンプキャラクター「溶接DIY博士 イタシバくん」です。よろしくお願いします。
溶接DIY博士 イタシバくん – クリエイターズスタンプ – LINE Store
Teruyuki Kobayashi
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