IoTで作業者の状態や事故の状況を把握する時代到来
2017/01/11
福井県で作業員5~50名規模の製造工場リフォーム(改修改装)専門工事をしています、株式会社長田(おさだ)工業所の小林です。
製造工場や貯蔵設備、産廃処理施設など、小規模の工場を運営されている経営者さま、工場長さまにとって、の心配事は、従業員ひとりひとりの安全です。
もし万が一、労災で作業員さまが亡くなられた場合、会社には賠償責任はなくとも5000万円以上の見舞金を支給するところもあります。それどころか、もし安全配慮義務違反等の過失がある場合はそれ以上の慰謝料も発生する可能性があります。
その他、生産の休止損害や弁護士費用など目に見えるコスト以外にも、「あそこは問題のある会社だ」と目に見えない信用問題にもつながっていくでしょう。
工場運営をされている経営者さまのリスク管理として一番重要なことは、作業環境の整備です。
そんな工場運営者の方々の心配事を富士通のIoT技術を使って解消するような時代になってきました。
>「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」を活用し、作業者の状態を遠隔でリアルタイムに把握し、現場作業における安全管理を強化する実証実験を実施した。
>人の転倒や転倒時の位置情報などを把握する「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE ロケーションバッジ」
>熱ストレスレベルといった人の状態を推定・把握する「バイタルセンシングバンド」を作業者が装着し、各所に配置したビーコンにより位置情報などを測定
>転倒事故発生時のアラームなどにより、作業者の安全を重視した見守り体制づくりを支援する実験を実施した。
これまでは朝礼時などで従業員の顔色を見て体調を把握するようなことが一般的でしたが、これからはスマホを見ればその作業員の病状、テンションなどがわかり、もしヒヤリ・ハットの事故が起こってもそのデータをしっかり取れるような時代になるのでしょう。
Teruyuki Kobayashi
最新記事 by Teruyuki Kobayashi (全て見る)
- 長田(おさだ)工業所 2018年のメディア出演・掲載・講演等メモ - 2018年12月18日
- 2017年のメディア出演・掲載・講演メモ - 2017年12月21日
- 2017年5月・6月・7月のメディア出演・掲載メモ - 2017年7月15日