小林輝之の社長室〈長田(おさだ)工業所代表ブログ〉

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山口揚平「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか」読書メモ

   


この記事の所要時間: 353

継続王に、おれはなる!0370

「ゴッホ」や「ピカソ」という名前を見て、この本を手に取った100%の人が芸術関係の本だと勘違いするでしょう。
ぼくもその1人です。

「ピカソ」はお金のことをよく理解していた、といういくつかの逸話が冒頭に書かれていたのみ、それ以外は全て「お金」の本質やこれからの「お金」への考え方で埋め尽くされています。

お金の形状が、大昔は貝から鉱物、そして紙幣で代替され、今ではネットの中の一つのデータとなってきています。
その「お金」の変化に伴って、これからのお金や人との付き合い方など、生き方を大きく見直すべき岐路をこの本は提示してくれています。

 

専門性を高めるよりもエゴ(利己心)を減じる

・絵が素晴らしいのは前提だ。だが人は、作品という「モノ」にお金を払うのではない。その「物語」を買うのだ、と彼(ピカソ)は知っていた。

・お金の達人は、究極的には、お金を使う必要がないのだ。

・お金は可能性の原因であり、貢献の結果でもある。

・「欲望は海水を飲むことと似ている」といったのは、ダライ・ラマ14世だった。海水は、飲めば飲むほどまた欲しくなり、人は乾きの果てに命を落とす。

・保守的傾向の強い人は、必要以上の保険料を払い、楽観的な人ほどギャンブルにお金を払う。

・保険の正体は、ファイナンス的にいってしまえば、「自分が死ぬ方に賭ける」という意味である。しかも、死んでしまったほうが勝ち、というなんとも悲惨なギャンブルだ。

・価値を生み出して、それをお金に換えるというと、いかにもハードルが高そうだ。だが実のところ、まったく高尚なことではない。とっかかりは、”好き”を追求すること。そこに集中して、無駄をそぎ落としていくと、おのずと自分に課せられた”使命”がみえてくる。

・(design)の語源は、デ(de:削る)・ザイン(sign:形作る)である。これはラテン語で「私欲を削り落とし、本質を磨き上げること」を意味する。

・会社による信用創造について、やや小さいレベル感の話ではあるが、たとえば、僕たちが貯めているポイントカードは、実は立派な「企業通貨」である。

・お金の形状は、貝から鉱物、そして紙幣で代替され、そして今、”ビット”へと変質し世界に溶け込んでいる。

・もはや人はモノを買わない。(中略)人は「つながり」と「物語」にお金を投じるのだ。

・信用度=(専門性+確実度+親密度)÷利己心

・この式のように専門性を高めるよりもエゴ(利己心)を減じるほうが、信用創造への貢献度は高い

・もしAさんとBさんに信用の土台があれば、厳密に欲望を合わせることができなくても「まあ、ちょっと合わないけど、あの人だからこのくらいでいいか」という緩やかな基準が適用される。

・僕たちがやるべきは、「いかに得するポジションをみつけ出すか」ではなく、「いかに自らが価値を創造できるか?」を愚直に考えて実行し続けることだ。

 

イケダハヤト氏も登場!

読んでいてびっくりしたのが、先日カフェでお会いしたプロブロガー、イケダハヤト氏の言葉を引用されていたこと。スゴイ!
※お会いした時の記事⇒イケダハヤト氏と会う方法【地方の一般人が有名人にコネ無しで会うには?】| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ

『年収150万円で僕らは自由に生きていく』(星海社2012年)の著者であるイケダハヤト氏は(中略)プロブロガーだが、氏はある講演でこう言っていた。
「自分の貢献を覚えている人がいるかぎり、それが今お金にならなくても、セーフティネットになって、自分をくわせてくれるだろう」と。

 

芸術のことが書かれていないから、といって引っかかった!という感じもしない。
最低限タイトルにある「貧乏」や「金持ち」というフレーズで手に取ったのは間違いないんですから!

 

合わせて読みたい

紹介されていたイケダハヤトさんの著書はこちら。

 


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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