「テトリス」感覚で楽しく決算書を把握する方法
継続王に、おれはなる!0487
あれはゲームボーイ版の時でしょうか。
今3DSでゲームばっかりしている息子に何も言えないほど、ゲームボーイ版のテトリスにハマった少年時代がありました。
そんなワクワクする感覚を呼び起こされるような「決算書」の読み方。
会計が身近に
経営者は毎日でも決算書を把握なければならないとは言いつつ、つい1ヶ月ごと、2ヶ月ごとと日々の忙しさを理由に棚にしまって置いたままになっていませんでしょうか。
これは数字をひとつひとつ把握する労力よりも普段の作業を優先しているからでしょう。
でも実際は経営者は1円単位の金額を把握することが目的ではなく、会社が今どんな状況かを感覚でつかむことが大事。
そんな感覚は、経験を重ねれば出来るのでしょうが、会計の考え方の導入部分としては楽しそうな本を読みました。
12歳でもわかる!
バランスシートの主要な項目をテトリスのブロックに見立てて、上からブロックが落ちてきて合体したら同じような項目が消去され・・・と頭のなかに思い浮かべます。
また、決算書のあの項目とこの項目の間を眉毛や目に置き換え、人間の顔として捉えてどういった表情をしているかで会社の状況を把握する考え方など。
普通のおカタイイメージの決算書の読み方をこんなゆるく理解する方法もあるんだ、と思いました。
頭の片隅に
もちろん本当に12歳の子どもがこの本を読んで理解できるわけではありません。
「12歳程度の計算力と想像力」という言葉のあやでしょう。
また、この本を読んだだけですぐそういった経営感覚が身につくわけでもなく、そこには無意識でもテトリスブロックが積み重なるように読めるようなトレーニングは必要です。
「こんな決算書の読み方もあるよ」といった程度で理解していただき、出張の電車の中でサクッと読める本でしょう。
Teruyuki Kobayashi
最新記事 by Teruyuki Kobayashi (全て見る)
- 長田(おさだ)工業所 2018年のメディア出演・掲載・講演等メモ - 2018年12月18日
- 2017年のメディア出演・掲載・講演メモ - 2017年12月21日
- 2017年5月・6月・7月のメディア出演・掲載メモ - 2017年7月15日