溶接テーマパークの人のブログ

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田端信太郎・本田哲也「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい」読書メモ

   


この記事の所要時間: 329

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先日、LINE株式会社 上級執行役員の田端信太郎氏から、ぼくがやっている取り組みのひとつのオリジナルLINEスタンプ製作について、こんなツイートを頂きました。

そんな偉い方から嬉しいご意見を頂き、ぽわーんとなって、一気に勝手にファンになり・・・で、どんな人なの?と調べてみたところ。

ちょうど興味のあったこんな内容の本を出されたばかりだということで、即注。(即注文)

『アナと雪の女王』は、なぜ1000万人を動かしたのか?
LINEは、なぜ4億ユーザーの心をつかんだのか?
誤発注されたプリンは、なぜ完売したのか?

“戦略PR”の第一人者とLINE大ブレイクの仕掛人が考える
「情報爆発・消費者主導の時代に、人はどうすれば動くのか?」

PRやメディアの専門家として、1000人から10億人までスケールごとに人を動かした事例をもとに、ではこれからどう考えていかないといけないのか、と参考になりました。

 

松尾芭蕉「不易流行」

・真に「流行」を得ればおのずから「不易」を生じ、また真に「不易」に徹すればそのまま「流行」を生ずるもの

・(広告を売るための)「抱き合わせ販売」を「クロスメディア」と称し、目新しさのパウダーを振りかけて包装紙を取り替えただけ

・盲目的な「メディア横断×リーチ拡大志向」は誤りだ

・個人や小さな企業にも平等に成功するチャンスが広がっている

・消費者を狙いどおりに動かそうという魂胆はダサい

・アンコントロールを受け入れる

・自分は、今、ピンまで何ヤードの地点にいて、具体的に握るべきクラブ(=使うべきメディア)は何なのか?

・(1000人を動かす)少人数でデカイことを仕掛けるという行為は、人の気持を高揚させる。

・(1万人を動かす)人間の根本的な欲求とか本能に訴えかける必要がある

・戦略PR=「空気づくり」

・人を動かす3つの要素「心・技・体」

・これからの時代は、これまでのように制御できない領域=「アンコントロール」の世界の比重が大きくなる

・「お金のかからない順に」伝える施策を決めていく

・20%を対応予算

・「3割ぐらい」の身を捨てる(=社会や消費者に委ねる)くらいのスタンスがちょうどいい

「お金がないから(広告などで)人を動かせない」
「コネがないから(以下同文)」
「商品が弱いから(以下同文)」
「(以下似たような同文)」

そもそも人を動かすことに興味がないんだという空気のような方は別として、多くの方は上記のようなできない理由を自分で探しているのが現状ではないでしょうか。

お金をかければいいというものでもなく、かといって無料のSNSやブログだけやっていればいい、というわけでもない。

この本の、いきなり1000人を動かした例から始まっている時点で「大きな話だなあ」とは思いましたが・・・

今の自分の立場で目指す理念にたどり着くために、まず1000人に動いていただくにはどんな方法があるだろうか、ということを具体的に考えるきっかけになりました。


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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