次世代の戦略「インバウンドマーケティング」読書メモ
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スキマ時間に積ん読本を消化中!
今回はブライアン・ハリガン氏とダーメッシュ・シャア氏の「インバウンドマーケティング」を読みました。
「インバウンド・マーケティング」とは、広告出稿などに頼ることをアウトバウンドマーケティングといい、その対となる次世代の方法。興味のある消費者から調べてくれるということを信じて消費者自身に「見つけてもらう(Get Found)」ことを目的としたマーケティング法だそうです。
要はお金をかけて広告宣伝する時代は終わったよ!と。これからはソーシャルネットなどを使ってお客様からアプローチしてもらう方法が有益ですよ!といった、オウンドメディア戦略ともいうような、どこかで聞いたような内容でした。
そのための海外での事例や、具体的な方法が書かれているといった内容です。
気になったメモを書いておきます。
競合他社に注目しろ。だが・・・
・(サイトのリニューアルをするときに)問題は、ウェブサイトの色、デザイン、ロゴ、メニューといった「見た目」ではない
・インバウンド・マーケティングに変えていくためには、あなたの会社の製品やサービスが人々の「注目に値するか」否かをまずは自己吟味し、突き抜けるために戦略を立てる必要がある。
・「競合他社に注目しろ。だが、彼らに追随してはいけない」
・人が集まるようにするためには、ブログに書くテーマを絞り込むことをおすすめする。
・ブログは、書けば書くほど「資産」になる
・(ツイッターは)人々はある製品やサービスについて質問する、実際に使っている人がそれにコメントする、また、展示会に参加している人が展示会場からライブの情報を投稿してくる。こういった会話が有効なのだ。
・与えよ、さらば与えられん!
・我々が知りうる育成率が低い行動喚起ボタンのメッセージの一つは、「お問い合わせください」というメッセージである
・インバウンドマーケティングの最高の価値を引き出すには、少なくとも数ヶ月間は足全体を水に浸す必要がある。わずか数日間足の爪先をちょっと浸すだけではダメだ。
零細企業が行っていくマーケティング方法としては、今現在こういったやり方しかない!といっても過言ではないくらいに、お題目は違っても、昨今は同じような内容をどこにでも目にします。
以下の記事のように、今年はそういった戦略も成熟して、変質していく年だと言う人もいますし。
オウンドメディア戦略が変質する年
企業が自社Webサイトをオウンドメディアとする従来型の展開も少しばかり変化を起こすだろう。デバイスのスマホシフトがどんどん進むと、自社ドメインのサイトへの訪問を促すかたちだけでは十分な効果を獲得しづらくなる。
2015年 広告マーケティング業界7つの予測 – 業界人間ベム
どちらにせよ先の見えない時代なので、自分のワクワクアンテナが反応したことを実践していこうと思います。
Teruyuki Kobayashi
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