理念、ビジョンにつぐ3段目は「戦略」についての5つの文字
継続王に、おれはなる!0349
「孫の二乗の法則」は、5×5の25文字から成り立ち、一番上の1段目は「理念」についての心得が書かれております。
「経営理念」を実現させるときの5つの秘訣―「孫の二乗の法則」より| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ
その次に「ビジョン」について。コチラの記事に書きました。
「ビジョン」についてリーダーが持つべき5つの心構え| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ
今回がやっと3段め。
「戦略」についての5文字「一流攻守群(いちりゅうこうしゅぐん)」です。
「戦略」を考える時の5文字
「一」・・・一番に徹底的にこだわれ
孫社長は「2番は敗北だと思え」というくらい一番に対して強いこだわりをもっています。
逆に、一番になれないところには最初から手を出さない、圧倒的ナンバーワンになれる自信のある分野にしか手をつけないということです。
闘って相手を蹴落として一番になるというよりは、一番になれる分野をしっかり見定めることが大事でしょう。
「流」・・・時流に乗れ。時流に逆らうな
時代の流れに合わないことがあるなら、いち早く流れに合うほうに変える。
斜陽産業はいち早く業態変換すべしと孫社長は言います。
時流を正しく理解するには先見力と深い洞察力、見識が欠かせない。
「攻」・・・あらゆる攻撃力を鍛えよ
リーダーたるものはあらゆる攻撃力を身につけておかなければならないとのこと。
攻撃力とは、営業力・説得力・洞察力など、様々なものがある。
「守」・・・あらゆるリスクに備えよ
最大の「守備」はキャッシュ・フローの確保。
「群」・・・単一ブランド・ビジネスで勝負するな
メインの事業のまわりに複数の事業を「浮袋」のように設けておけば、どれかダメになってもほかがカバーしてくれる。
これが「群戦略」である。
また、優秀な人物や会社と組み、同士的結束により軍団をつくり「リスクヘッジ」していくという意味もある、という。
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孫社長のこれまでの戦略思い返すと、まさしく「一流攻守群(いちりゅうこうしゅぐん)」そのもの。
自社の戦略の参考となるといいんですけどね。
Teruyuki Kobayashi
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