勝ち戦へと導く「戦術」。おさえておくべき5つの指針
継続王に、おれはなる!0351
この記事で最後になります「孫の二乗の法則」メモ。
最後の5段目は「風林火山海(ふうりんかざんかい)」
1段目の「理念」から始まり、ビジョンや戦略や心構えを経て、ついに5段目は実行に移す「戦術」まつわる5文字です。
この5文字をみてピンとくるのが武田信玄や織田信長。
最後はこの戦いの天才達を象徴しています。
「孫の二乗の法則」過去記事はこちら
「孫の二乗の法則」とは・・・「ランチェスターの法則」と「孫氏の兵法」と「自身の経営実践&哲学」を掛けあわせて生まれた孫正義社長の経営哲学を縦5段・横5文字の「二十五文字」の文字盤に表したもの。横に読んでいく。
①一段目「道天地将法」(どうてんちしょうほう)についての過去記事
「経営理念」を実現させるときの5つの秘訣―「孫の二乗の法則」より| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ②二段目「頂情略七闘(ちょうじょうりゃくしちとう)」についての過去記事
「ビジョン」についてリーダーが持つべき5つの心構え| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ③三段目「一流攻守群(いちりゅうこうしゅぐん)」
理念、ビジョンにつぐ3段目は「戦略」についての5つの文字| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ④四段目 「智信仁勇厳(ちしんじんゆうげん)」
真のリーダーになるために身につけておくべき素養5つ| 鉄工所の二代目社長、時々ルヒィ
いざ戦をする場合の5つのやり方
「風」・・・動くときは風のように速く
「その疾きこと風の如く」
スピーディな行動が重要。
「林」・・・重要な交渉は極秘で進めよ
「その静かなること、林の如く」
待機しているときは、林のように静かに。
孫社長は「水面下で重要な交渉を進めるときは、林のように静かに極秘に進めなくてはいけない」という意味で使っているそう。
「火」・・・攻めるときは火のように激しく
「その侵略すること火の如く」
攻めるときは、間髪入れず、一気呵成に!
「山」・・・ピンチに陥ってもブレるな
「その動かざること山の如く」
ピンチやスランプでジタバタしない。理念に立ち返って冷静に対処することの重要性
「海」・・・戦いに勝ったら相手を包み込め
この文字は孫社長のオリジナル。
勝者がすべてを海のように呑み込んで、天下を平定して初めて戦いが終わる。
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孫社長はこの二十五文字を主に尊敬する4人の人物から編み出したそうです。
その4人は「二宮尊徳」「織田信長」「坂本龍馬」「渋沢栄一」。
孫社長はその中のだれか一人の模倣だけではなく、その4人のエッセンスを組み込んで自分なりの行動指針を作りました。
ぼくたちもこの二十五文字をそのまま受け取るのではなく、それらを参考にして自分なりの行動指針を定めていく覚悟を持たないといけないです。
Teruyuki Kobayashi
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