中里良一「嫌な取引先は切ってよい 楽しさを追求する社長の非常識な働き方」
継続王に、おれはなる!0359
群馬県の従業員20数人の会社ながら、47都道府県1600社以上のお客様がいる㈲中里スプリング製作所の社長、中里良一氏の「楽しさを追求する」と言っておきながら、かなりキモの座った一冊。
読書メモを書いておきます。
好き嫌いで決める!
・世の中には「仕事で好き嫌いを言うようではダメだ」という考えが根強くあるが、私はこの考え方が正しいとは思わない。
人は自分が好きなことなら頑張れるもの。「人に負けたくない」という気持ちだって自然と生まれる。・中里スプリングにとっては、好きな会社とは「尊敬できて、相手のためなら頑張ろうと思えるような会社」だ。
・残念ながら「下請けなんだから、取引先の言うことを聞くのは当たり前だ」というような価値観を持っている会社は、いまだ存在する。俗に言うパワハラと同じだ。
・「仕事を断っていい」という以上、社長である私の責任は、その分だけ新しく仕事を取ってくることだ。
・相手によって「安ければ何でもいい」というところもあれば、「値段は他社と同じくらいで良いから、品質レベルを上げたい」というところもある。そこを見極めてニーズに合った提案をしていくのが、新規開拓のコツだ。
・無駄をカットしていくと、一番気になる固定費である人件費に手をつけることになり、最終的には「人が要らない」ということになる。
・仕事が増えても、社員をそのために増やすことはない。できない分の仕事は断ればいいと思っている。
・言われたものをただ作っているだけでは、下請け以上の仕事はいつまで経ってもできない。
中里社長の言うことは、会社も人も同じで、八方美人では結局全てに迷惑がかかる、なので自分をしっかり持って自立しようということなのかなあと思いました。
Teruyuki Kobayashi
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