溶接テーマパークの人のブログ

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本は10冊同時に読め!本は最後まで読む必要はない!?

   


この記事の所要時間: 537

継続王に、おれはなる!0226

「本は最後まで読む必要はない」
「合間読み・ながら読みの極意」

成毛眞氏の「本は10冊同時に読め!」の中のこのようなワクワクするフレーズで、僕の読書法の迷いがなくなりました。

話が横道にそれますが・・・
僕は家族4人でアイスを4種類買ってきたら、まず最初に全員のアイスを一口づつ味見してしまう残念な父親でもあります。
「どんな味がするのかちょっとちょうだい」という僕の一方的な申し出は、考えてみれば子どもにとっては迷惑この上ない。
もう少し娘が大きくなったら「下着を一緒に洗濯するなんてBK(バリキモイ)」と娘にネット上でツイートされてもおかしくない案件です。

趣味である本、または読書についても同じような癖があるようです。

  • あの高名な書評家が薦めている本なら、と購入。
  • 興味を引くタイトルだな、と購入。
  • この本は僕の人生観を変える本だ!と感じたら(勘違い?)購入。

気がついたら常に5冊は平行して読んでいます。
中には半年前に買った本が途中まで読んで止まっているものも。

こんな僕ですから、5冊なんてまだまだ、10冊併読せよ!と提唱されれば、相対的に自分が小さく感じて尊敬の念に変わるのは必至です。

10冊同時に読むメリット

10冊同時読みの「超並列」読書術とは、なんの技術もいらない、ただ場所ごとに読む本を変え、一日の中で何冊もの本に目を通す読書法であると、冒頭に書かれております。
バラバラのジャンルを少しづつ読むことで砲丸投げの選手で例えて、ある一つの筋肉だけでなく他の筋肉もつけてやることで総合的な能力を高めて飛距離を伸ばすような考え方のようです。

たとえば歴史物のノンフィクションと夫婦生活をテーマにしたエッセイ、北欧家具の写真集なんかを同時に読んでいたらどうだろうか。
「馬に乗る躍動感を車で実現するというのはどうだろう」「夫婦向けにドライブを提案するとしたら何が売りになるか」(中略)というように、まったく方向性の異なるアイデアが無限に出てくる。

集中して読む本は専門的なもの(例えばエクセルの参考書)や資格取得の為の本に限定する。
それ以外の本は、極端に言うとアイスを一口づつ頂くような読み方で、脳に様々な刺激を与えながら、この味は美味しそう!と思った所は特に集中するといった読み方を薦めているようです。

本は最後まで読む必要はない理由

1冊1冊すべての本を丁寧に読んでいたら、一生のうちに読める本は何冊になるのだろう?人生は短い。

自宅や別荘に置いてある、これまで読んだ本はトン単位という著者ならではのスケールの大きな話です。

自分にとって最後まで読む価値のある本はそれほど多くないと考えている。
読書が好きで大量の本を読む読書家は、そのようにしてうまく本を読み飛ばしている人が多い。
読書は授業で使うテキストを読むのとは違うのだ。自分にとって有益な情報が手に入れば、それでいい

そういえば千田琢哉氏の「人生で大切なことは、すべて『書店』で買える。」で似たようなことが書かれていました。

「本は買った瞬間に目的の半分以上を達成している」
本は購入すると決断した段階で、すでに目的の半分以上を達成しています。これは本の購入に限りませんが、人は決断する度に記憶力が鍛えられます。

「本を読むなら極端に大量に読む、読まないなら全く読まない。」
これくらい極端に本を読んでこそ、極端な生き方「その他大勢」から抜け出す生き方ができるという成毛氏。
なのでこれは根本的には「多読」の道を決断した段階からの読書法であります。

出版業界に見事に踊らされてそうな予感は胸の奥に仕舞いこんで、今は「基本多読、たまには一口アイス読書法」に盲進したく思います。

でも娘のアイスはそろそろ食べないでおこうっと

【追記】
多読することではじめてこのような記事がアンテナに引っかかります。
普通の読書体験ではこのような小さな反対意見は拾えなかったかもと思うと、どちらが先か、のような矛盾も考えさせられます。
【私のハマった3冊】速読や多読の流行にとらわれず 本と向き合う姿勢を再認識|週アス+

※ただ今絶賛併読中。


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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