小林輝之の社長室〈長田(おさだ)工業所代表ブログ〉

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川淵三郎氏(Jリーグ初代チェアマン)の講演会 聴講メモ

   


この記事の所要時間: 356

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(公財)日本サッカー協会最高顧問であり、元Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏は御歳77歳!!

正直言って、単なる昔話を聴かされるだけなんじゃないか?なんて失礼な心構えで着席したのですが。。。

話が進むごとにテンションも上がっていき、内容も惹き込まれ、本当に77歳?と思うほどエネルギッシュで血肉となるお話でした!(全力謝罪)
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講演会「夢があるから強くなる」に参加

昨日は(公社)福井青年会議所の一般公開例会として開かれた、川淵三郎氏による講演会を聴講しに行きました。

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今でこそサッカーは花形スポーツですが、20数年前はマイナー中のマイナーなスポーツであり、それを当時プロサッカーリーグなんて誰も実現するなんて思わなかったでしょう。

そんな前例のない道を「地域スポーツの振興」という理念を信じて日本全体を巻き込み、つき進んでいったスゴイ方でした。

途中から、ぼくのメモする手が止まらない!

 

地域でスポーツを当たり前にする環境をつくる

以下、ちょっと長いメモです。

・1990年代(JSL時代・ラモス、武田、木村などがまだ若い時)にアジアでワールドカップをする風潮になっても、日本は弱小であり、スタジアムもない・サッカー人気もない・実力もないのにワールドカップを日本でできるわけがないというのが当たり前だった。

・日本サッカーのレベルを上げるには、企業サッカーチームのままではダメで、これから地域に根ざしたスポーツクラブがあって、指導者がいて、テレビ、スポンサーがついて、みんなに応援してもらうようなヨーロッパサッカーのような文化を日本にも作らなければならないという想いがあった。

・日本サッカーのレベルを上げるためのプロ化をする際に必要な7つのハードルを定めた。
①企業から独立してサッカーチームの法人化をすること
②15000以上収容できるナイターもできるスタジアムを確保(ナイターだとスピード感が上がる・ガラガラ感がごまかせる)
③若手の下部組織をつくること
④ライセンスをもった指導者をたてること
⑤スポンサーがついていること
などのハードルをこえたらプロチームとして認める

・そんなに手を挙げるチームはないだろうと予想したが実際は1990年4月2日にバブルの好景気の波で大会社が20も手を挙げた。そこから8チームまでしぼり、あと2チームを戦力的に弱かったりしたチーム(清水・鹿島アントラーズ)で埋めた。

・鹿島アントラーズは、財政的に厳しく、ボランティアをいかに募集するか、運営するかがカギだったが、そんなマニュアルが全くない状態のなか、3つだけのボランティア行動規範を作った。
①お客様に不快感を与えないこと(もう一回きてもらえるようにする)
②アントラーズにとって最低限マイナスにならないこと
③自覚(責任)を持って行動すること

・人口42000人の小さな街にサッカーチームが出来たことでプライドが生まれ、地域に共通の話題ができた。

・そもそもJリーグの理念
①サッカーの水準向上普及促進
②豊かなスポーツ文化の振興と国民の心身の健全な発達への寄与(サッカーに限らない)←これが一番大事
③国際交流親善

・サッカーだけでなくて地域でスポーツを当たり前にする環境をつくること。この理念でいくと、当時マスコミから批判があった、多くのチームができる状態というのは、実は好ましいことである。

・マーチャンダイジング、グッズ販売が予想以上に売れた。

・天井効果(シーリングエフェクト)・・・お山の大将、一番は伸びにくい→選手の海外進出により天井を越える。

・ナベツネさん「空疎な理念を掲げている川淵がいる限りJリーグは成功しない」そんな批判があったから話題性を作れた。
当時は敵だと思っていた人が有効に働いているんだと気付いた。

・ここまでJリーグ、日本サッカーが盛り上がった要因のひとつとして、当初計算したことよりもマスコミが勝手に盛り上げてくれた部分が大きい。

リーダーとして、また、ひとりの人間として、まわりの雑音に惑わされずに夢に向かって突き進むことの大切さを学ぶことができました。

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一気に川淵ファンになり、早速関連本をポチりました(笑)


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@terukobayashi 小林輝之 ●溶接士免許から調理師免許まで幅広い経験をもつ福井県坂井市春江町の㈱長田(おさだ)工業所代表。 ●金属加工のワクワクを一般の方にも知ってもらいたいため、溶接キャラのLINEスタンプを作ったり、溶接工場をテーマパークにするプロジェクトを進めていたり、インテリアブランド立ち上げにとりかかっていたりしています。 Apple/読書/出版/経営/モノづくり/Amazon/ラーメンetc...

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